言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

たまたま弁護士で、たまたま前参議院議員が同じ部屋にいなかったら?

2013-04-11 06:06:41 | 言いたいことは何だ
田村 貴昭さんの写真をシェアしました。
たまたま弁護士で、たまたま前参議院議員が同じ部屋にいなかったら?
行政機関が、確信犯的に制度の違法運用をやっているとき、権利ある市民はどうすればいい?



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ご紹介します。いい話なんです。

「黄門さま現る」
― 仁比そうへいさんの演説から(4月7日 熊本県宇城市)―

...  私が腕をケガして入院していた1月のことです。同じ病室の患者さんは建設労働者。転倒事故で右肩を骨折、筋肉断裂の重傷で絶対安静の状態でした。国保料が高くて払えず、無保険で搬送されてきたのです。

 そこで病院のケースワーカーが生活保護を申請し、おおむね受給の見通しも立って、手術も受けました。問題はここからです。その後、市の担当者が病室にやってきて、形式的な理由で保護は認められないと。

 私は、カーテン越しに聞こえる会話に、これは死刑宣告にも等しい。このままにしておくわけにはいかないと思いました。
「ちょっと一言言わせて下さい。腕を全く動かすこともできない患者をこのまま病院から出て行けというのですか。この方の回復と社会復帰を願って、がんばっている医師、看護師たちの行為も無駄にしてしまうのですよ」

 翌日、保護が決定されました。病院スタッフの間に「黄門さま現る」(笑い・拍手)とのニュースが出ました。たまたま弁護士で、たまたま前参議院議員であった私が同じ部屋にいただけのことです。お金のあるなしで、必要とする医療も福祉も受けられないことが、日常茶飯事で転がっていることを、改めて痛感した次第です。

 安倍政権は、社会保障をいっそう改悪し、医療・国民皆保険制度を壊すTPPへの参加を表明しました。これを許さぬため、なんとしてでも国会に戻ります。
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