5-2 福島第五区
衆院選の結果は、総務省発表によれば、以下のとおり。
当選 坂本ごうじ 得票数 61440票 惜敗率100%
次点 吉田泉 得票数 54497票 惜敗率 88%
うさみ登 得票数 26299票 惜敗率 42%
吉田栄策 得票数 16479票 惜敗率 26%
菅本かずまさ 得票数 10177票 惜敗率 17%
松本きいち 得票数 6937票 惜敗率 11%
5-1と同様の計算をする。福島第5区全体の得票数を、 惜敗率セ%で表すと
100+88+42+26+17+11=284セ%
当選と次点との差は、100-88=12セ%
よって、当選者と次点の票差は、12÷234=0.051 つまり票全体の5.1%
期日前投票によって平均11%が得られているから、 投票所における票はこの89%。
ところで、福島第五区 いわき市、双葉郡において、
投票所閉鎖時刻の繰り上げの詳細情報はないが、 福島県全体の報道から一~三時間繰り上げたことは明らかである。 仮に二時間としてみると、投票時間は、13-2=11時間
89%÷11=8.09 有効数字二桁をとって、一時間あたりの投票は、全票の8.1% と計算値がでる。二時間の投票ロス時間に、 失われたと想定される投票は、
8.1%/時間×2時間=16.2%。 当選と次点の票差はわずか5・1%であるから、 二時間の繰り上げによる影響でも、当選者の異動はおこり得る。
仮に繰り上げ時間を三時間としてみると、投票時間は、13-3= 10時間
89÷10=8.9 よって、一時間あたりの投票数は、8.9%
投票所閉鎖時刻の繰り上げによって失われたと想定される投票は、
8.9%/時間×3時間=26.7%。この場合は、さらなり。 票差5.1%は逆転する可能性が濃厚である。
では、さらに、繰り上げ時間を一時間にしてみると、 投票時間は13-1=12時間。
89÷12=7.4% よって、一時間あたりの投票数は、7.4%
投票所閉鎖時刻の繰り上げによって失われたと想定される投票は、
7.4%/時間×1時間=7・4%。この場合でも、票差5・1% が逆転し得ると言える。
したがって、 公職選挙法第205条が適用される要件がそろったことになる。
また、あらかじめ、自分の行ける時刻が、投票時刻内にない、 と気付いた人のなかに、期日前投票が可能であった人もいれば、 可能でなかった人がいることも予想される、 例えば朝早くのみ可能であったのに、という人もいる。また、 たとえば、その期間ずっと仕事などで旅行にいっていて、 選挙日に帰ってきて投票に行ったら、もう締まっていた、 というケースもあり得る。 少なくともこういう人がゼロ人であると証明することは誰にもでき ない。このどの一人にも公平に選挙の場を設定しようというのが、 公職選挙法なのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます