[ニュース三面鏡] 新党、TPPも慎重姿勢 小沢氏の意向が鍵 (2012年07月11日)
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民主党を離党した小沢一郎元代表らによる新党が11日に旗揚げする。参加議員の多くは日本のTPP交渉参加に慎重姿勢で、国会審議でも政府による情報開示の不十分さなどを追及する防波堤の役割を担いそうだ。
新党に参加するのは民主党を離党した約50人。このうち、JA全中が昨年行ったTPP交渉参加反対の国会請願の紹介議員となった議員が6割を占める。当時、政務三役だったため慣例で紹介議員になれなかった山岡賢次氏(衆・栃木)や主濱了氏(参・岩手)らもTPP慎重派だ。
また4月24日に超党派の国会議員が採択した、野田佳彦首相訪米時のTPP交渉参加表明に反対する決議にも、新党に参加する多くの議員が賛同した。足し合わせると、TPPへの姿勢を明確にしていない議員数は10人に満たない。
新党は11日の設立総会で基本政策を発表する。ここにも、山岡氏らの意向を受けてTPPに慎重な方針が盛り込まれる見通しだ。衆院で統一会派を組む予定の新党きづなはTPP反対。同じくTPP反対の社民党などとの連携もささやかれる。
一方で民主党からみれば、慎重派議員が大量に抜けたことになる。与党内で推進派議員が巻き返す懸念もあるが、新党参加のある議員は「野田政権がTPP交渉参加を強行すれば、民主党内の慎重派や他の野党と組んで内閣不信任案を出せばいい」ともくろむ。
ただ新党の代表に就任する小沢氏自身は、これまでTPPに対する考えをはっきりと示していない。一方で同氏は熱心な市場開放論者として知られ、かつては日米自由貿易協定(FTA)推進の立場を示していた。TPP参加を主張する「大阪維新の会」との連携も、小沢氏は示唆している。
新党がTPPに対してどう向き合っていくのか。永田町では「結局は小沢さんの意向次第だ」との声も漏れる。
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民主党を離党した小沢一郎元代表らによる新党が11日に旗揚げする。参加議員の多くは日本のTPP交渉参加に慎重姿勢で、国会審議でも政府による情報開示の不十分さなどを追及する防波堤の役割を担いそうだ。
新党に参加するのは民主党を離党した約50人。このうち、JA全中が昨年行ったTPP交渉参加反対の国会請願の紹介議員となった議員が6割を占める。当時、政務三役だったため慣例で紹介議員になれなかった山岡賢次氏(衆・栃木)や主濱了氏(参・岩手)らもTPP慎重派だ。
また4月24日に超党派の国会議員が採択した、野田佳彦首相訪米時のTPP交渉参加表明に反対する決議にも、新党に参加する多くの議員が賛同した。足し合わせると、TPPへの姿勢を明確にしていない議員数は10人に満たない。
新党は11日の設立総会で基本政策を発表する。ここにも、山岡氏らの意向を受けてTPPに慎重な方針が盛り込まれる見通しだ。衆院で統一会派を組む予定の新党きづなはTPP反対。同じくTPP反対の社民党などとの連携もささやかれる。
一方で民主党からみれば、慎重派議員が大量に抜けたことになる。与党内で推進派議員が巻き返す懸念もあるが、新党参加のある議員は「野田政権がTPP交渉参加を強行すれば、民主党内の慎重派や他の野党と組んで内閣不信任案を出せばいい」ともくろむ。
ただ新党の代表に就任する小沢氏自身は、これまでTPPに対する考えをはっきりと示していない。一方で同氏は熱心な市場開放論者として知られ、かつては日米自由貿易協定(FTA)推進の立場を示していた。TPP参加を主張する「大阪維新の会」との連携も、小沢氏は示唆している。
新党がTPPに対してどう向き合っていくのか。永田町では「結局は小沢さんの意向次第だ」との声も漏れる。
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