言わなければならない事は言わないと前には進まない

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詐欺師とペテン師

2012-01-10 07:41:45 | 言いたいことは何だ
公務員批判は「不満」のはけ口なのでしょうか?
公務員批判と言っても、何も全ての公務員を批判している訳では無いのです。
 
私の知人は公務員でした。今は78歳になられたこの方は「ケースワーカー」と言う仕事をしていました。
保護者の生活(命)が掛かっている仕事柄、在職中は、日々、昼間は担当の保護者の為に必死に駆け回り、時間内に出来なかった書類の整理を家に持ち帰りこなしていました。
公務員の中にはこの様な方が存在している事は良く知っていますし、理解も出来ています。
民間企業でも同じです。
仕事の効率を考え、会社の売り上げを考え、日々努力を惜しまない社員もいれば、日がな一日、ボーッとパソコンに向かい無駄に時間を過ごす社員。幾ら仕事を教えても覚える気のない社員……
しかし、ここで何が民間とは違うか!?
会社が赤字で倒産の危機に瀕した時、先ず最初にリストラの対象になるのは残念ながらこの様なボーッとした社員や仕事を覚えない社員なのでは?
(誤解しないで欲しいのは、私は松下政経塾の信者では無いし、新自由主義信者ではありません……
 
では、公務員は如何なのでしょうか?
私の知人の様に「民」に対して必死に奉仕する事を考えている公務員の方は確かにいらっしゃいますが、国や地方がこれだけの赤字(民間で言えば倒産状態)に陥っているにも関わらず、多くの公務員は未だ危機感が無い様に感じるのは私だけでしょうか?
国が借金まみれになったのは今に始まった事ではありません。
確かに無駄な公共事業等への多額の投資等……公務員の給料だけが問題ではないですが……
しかし、民間の場合、会社が「無駄遣い」をした時や「無駄な投資」をしようとした時、必ず、チェック機能が働きます。それは直属の上司であったり、部下であったり、会計士であったり……
そのチェック機能が働かない時、その会社は倒産します。
 
さて、公務員は?
そんな機能働いているのでしょうか?
 
 
また、民間で仕事中にタイムカードも押さずに私用で外出するなどと言う事は常識的には考えられません。
もしも、そんな事がバレずに出来たとしても、何度かやれば必ずバレる事ですし、ましてや作業日報等を付けている会社なら、勤務時間内の仕事の処理量と売上が合わない事は明白になります。そして、これら全てが上手く行ったとしても、最終的には必ず誰かが上司に告発します。
民間ではこんな不正は許される事ではありませんし、こんな不正が罷り通る様な会社はやはり赤字続きの業績不振の会社になり、会社の存続に関わる問題になります。
結局は、借入している銀行や会計士から業務の改善をするようにとの指導が入り、原因の追及が行われる……そうしなければ会社は生き残れません!
 
だから、民間にはヤミ専従問題など殆ど起こらないでしょう?
しかし、公務員は?
 
 
これらの例を挙げても公務員と民間の「認識」の差は歴然なのではないでしょうか?
ましてや赤字続きの民間企業の社員は「危機感」を持って毎日の仕事に取り組んでいます。
如何すれば作業効率が上がるか、如何すれば売り上げ向上が図れるか……等々
日夜努力し、時間を惜しんで、会社の立ち直りを掛けて努力しています。
 
しかし、公務員は如何でしょうか?
国や地方がドレだけの赤字を出そうが、天下りはそのまま、無駄な外郭団体もそのまま、未だに「サービス残業が……」とか、ヤミ専従も摘発されたのは「氷山の一角」との噂も。経費削減など思いも付かず、相変わらず年度末になると「予算の使い切り」に走り出す始末だそうです。
 
役所と言う職場は風通しの悪い職場の様ですね(?)
切磋琢磨して、互いの向上を図ると言う意識も欠落している職員が多い様ですね(?)
それを何とか「改革」しようと立ちあがる職員は浮いた存在になり、時には退職まで追い込まれてしまうようです。。。残念な事です!
結果、我関せず、我道を行く、そんな職員が多くなって仕舞うのでしょうか?
 
 
 
公務員の腐敗」は今始まった事ではありません。
 
では、何故今「公務員」への批判が集中しているのでしょうか?
別に誰も不満のはけ口にしている訳では有りません!
 
国や地方は赤字を叫び、ギリシャの二の舞になるかもしれない今の日本
国民には「増税」や「年金の支給年齢引き上げ」を強要を画策し、年金積立金は公務員の無責任な運用により、泥棒され、支給額は引き下げの一途……
地方の赤字を削減するための「改革」を推し進めようとする首長は、職員の「権利の主張」と言う抵抗に遭い頓挫してしまう!
 
国や地方の赤字を埋める為に国民に痛みばかりを押し付けて、公務員は「権利の主張」ばかり......
本来ならば先ず「公務員」が、誰よりも先に「痛みを負う」のが当たり前なのではないでしょうか?
 
公務員は清廉潔白な人達ばかりなのでしょうか?
何故、我々国民が「税金」で雇っている「公務員」の「危機感」の無さを「指摘」してはいけないのですか?
「雇用主」が「就業者」の仕事をチェックし、評価してはイケないのですか?
民間では例えそれが社長であろうが「背任」を犯した者は処罰されます。
何故、役所の職員が「背任」を犯してる可能性があるのにそれをチェックする事が不満のはけ口になるのですか?
「雇用主」である国民が、「就業者」の公務員の犯罪を糾弾してはイケないのですか?
 
公務員も労働者(?)
 
労働者は働いた対価を得て生活する人です。(私の認識では)
働きもしないで労働対価ばかりを得るのは「詐欺師」だと思います。
働けばこそ権利の主張が出来るのであって、働きもせずに権利の主張ばかりをするのは「ペテン師」だと思います。
 
多くの「詐欺師」や「ペテン師」が、国や地方の中枢を自分達の思いの儘、欲望の儘に動かしているから「赤字」が増加するのではないでしょうか?
 
 
私の知人の様に在職中必死に働いていた公務員や、今、現在「国民」の為に必死に働いてくれている公務員、悪癖を無くし何とか改革をしたいと思っている公務員、災害現場で命を掛けて働いている公務員達が浮ばれる様にしたい、これらの公務員達に正当な評価が与える事の出来る世の中にしたい……
そう思って腐れ公務員を批判する事が、タダの「不満のはけ口」と思われている事自体心外です!!!
 
そう言っている貴方(貴女)達こそ、愚かな考え方を捨て、考えを改めるべきだと思います!
 
(感情の赴くまま書いたので不適切な記載もあるとは思いますが......悪しからず<m(__)m>


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1 コメント

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Unknown (琵琶)
2012-01-10 08:24:00
なかなか、鋭い指摘ですね!
公務員に対するチエック機能をどう強化するかは、各国とも頭を悩ませているところです。
公務員制度の中に潜んでいる、自浄作用のなさを追求することは大いにやるべきです。
しかしまた、すべての悪は公務員にあり、と、そこだけに焦点をあてているやりかた(例えば、大阪の橋下氏や、みんなの党の主張)は、結果的に政治家や、財界と政治家の結託等を免罪することになります。私は、公務員たたきが、不満のはけ口として行われているとは思っていません。公務員批判の相当部分は、正しいと思っています。
繰り返しになりますが、問題は、公務員たたきが、他の正すべき問題から目を外させているところにこそ問題があります。
消費税問題の討議は、必然的に、公務員の行政改革と、国会議員の定数削減の問題に向かってゆきます。この二点については、我々の間でまだ十分な、コンセンサスが得られていません。
この問題提起をきっかけにして、議論の深まることを期待しています。
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