オニヤンマの♀は非常に長大な産卵管を持っており、この剣状に大きく突き出した産卵管を、飛びながら砂礫に突き刺して産卵します。道内ではオオルリボシヤンマと本種は同じ位の大きさですが、やはりこの産卵管を含めるとオニヤンマの♀が道内では最も大きなトンボと言えそうです。
オニヤンマは人に対してあまり警戒心の無いトンボで、この手の大型種にしては珍しく、非常にのんびりとした性格の持ち主です。♂は細い流れの上や山道上を低空でゆっくりと飛び、決まったコース内を往復飛翔して縄張りを確保しますが、顔に似合わず本当に人懐っこく(笑)、わずか数センチ先を余裕で飛んでたりします。・・・・・・・採集者によっては容赦ない輩もいるので、長生きしたければ、愛嬌もほどほどにね~。