おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。
深い爪痕を残した台風がやっと去り、秋の空気と入れ替わりました。快晴で爽やかな朝を迎えた相模原です。
今日は間もなくやってくる「敬老の日」イベント用にご注文を頂いた海苔せんべい2種、ザラメ、カレー煎餅2種、海老あられなどを焼きました。
写真はせんべい屋製造に使う機械のひとつで「衛星ほいろ」という道具です。手作業が多いので、機械化されているところは少ないのですが、焼く前の生地を予備乾燥させるために使います。
写真のように、金網で出来た丈夫な筒状容器が沢山収まるようになっていて、それが同心円状に回転する仕組みです。下からガス炎が当るようになっていて、生地の大きさ厚さ、仕上げの案配に合わせ数十分から数時間掛けてゆっくり加熱します。
入れたばかりの生地は硬くぱりっとしていますが、加熱後取り出した直後は、ややしんなりします。この作業を経て、おいしく焼けるよう準備が整う訳です。澱粉の性質を上手に利用した作業ですね。
単純ですが、焼き上がりが決まる重要な行程なので、その日の気候や生地の状態をうまく掴んでいる必要があります。
●風林堂のオフィシャルHP
●酒井浩の私的興味事を中心に書いているブログ相模原徒然
●「ぷりんたぶるせんべい」へのお問い合わせ先はこちらリンク