花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

孫文の暗殺団

2011年11月08日 | 胡軍
清朝末期...紫禁城...西太后の元に恐るべき情報が入った...


「国賊孫文が香港にやって来る」


西太后からは 「国賊孫文を2度と生かして外へ出すな」 との命が下った

ヤツを倒さないと、この国は腐った西洋文化の渦に呑みこまれてしまう...



国賊孫文を倒し、清朝を護るべく結成された暗殺団は500人

敵は日本から香港にやってくる...13人の同志に武装蜂起計画を伝えるために...

孫文が香港にいるのは1時間...その1時間でヤツの息の根を止めなければこの国に未来は無い...


手始めに朝廷に逆らう旅役者の一座を全滅させてやった

革命に加担する恩師、陳少白も誘拐した...チョロチョロ邪魔な動きをするからだ



民主国家を作るなどとふざけた事を抜かしているが...それでも一応恩師だ...

命までは取らないでおいてやるが...全てが終わるまで大人しくしていてもらおう...



孫文が到着する前に、周到にヤツの通り道を調べ...暗殺団を埋伏させておいた...

そして...10月15日...ついに孫文が香港に到着した...

デカい男...男装の女...監禁先から逃げ出した少白...他に男が数人...護衛は少数だ...

まずは容赦ない弩の雨を降らせてやったが、ヤツは無事切り抜けやがった...運のいい奴だ...

しかし...ひとり...またひとりと部下が孫文の護衛を削って行く...

鉄扇を使う男には手こずった...最後は俺が手を下したが...こいつのせいで部下もかなり失ってしまった...



馬で追う俺の前に立ちはだかったバカは、部下が連れてきたバクチ打ちだ...

コイツがなぜ寝返ったのかはわからないが...コイツも予想外に強かった



この裏切り者のバクチ打ちのせいで、かなりの部下が殺られ...主力をひとり失ったのは痛かった...

だが...これでジャマなヤツはいなくなった...

ようやく孫文の乗った車が見えた...あと少しだ...だが...刃向ってくる小僧がいる...

車引きだ...まとわり付いて離れない...鬱陶しいヤツだ...



俺のジャマをする奴はだれであろうと許さない...


とうとう追い詰めた...この国を滅亡に追い込む憎き国賊孫文が目の前にいる...

少白が何か叫んでいたが...俺の耳にはもうなにも聞こえない...

「...報效朝廷 誅殺孫賊...」 ただそれだけだ...

車に追いつき...へし折った棒でヤツを何度も突き刺した...

やった...とうとう仕留めた...これでこの国は救われる...

瞬間...身体が熱くなり...目の前が暗くなった...霞んだ視界の中で恩師が泣いていた...

何を泣く必要があるのだ...教え子は国の恩に報いたのに...



閻孝国には閻孝国の守るべきもの...忠誠を尽くすものがあったのに...

邦題はあまりにも一方的だし... 日本版DVDの表紙にも載ってないし...

最期も...閻孝国はいったい何歳で、どこの出身なのかも一切触れられず...

ただ悪役として死んで行くだけだったのは、なんだか可哀相に思えたので...

閻孝国が主役の体で勝手にお話を作ってみました

(どうも文章力が無いので お見苦しい点はどうかご容赦を~


途中からすり替わった替え玉だとも気付かず...ニセ孫文を追うのに全勢力を投入して...

その間にまんまと孫文は同志たちと話を終え、無事香港を発って...結局は少白の作戦勝ち...

ということになるんだけれど...

閻孝国が、最後まで朝廷に報いたと信じて死んでいったのが...せめてもの救いでしょうか...

そして...眉まで抜けてしまうほどの精神的プレッシャーから解放された事も...また...(涙)




しかし...閻ちゃん目線で見ると...少数素人なのに、義士団...強いッス (笑)

ほとんど 刺客のプロ500人 VS 素人8人 みたいな感じだったのに...

どうして最後...閻ちゃんひとりになっちゃったんでしょう?( そ...それを言っちゃ~ (笑))
コメント (12)
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