花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

呉清源 極みの棋譜

2011年11月21日 | 映画
この前言っていた...シャチに乗ったアンディ の他にもう1本借りたのが...

この 《 呉清源 極みの棋譜 》 です.......う~ん...シブイ...



主役の呉清源を演じるのは、孫権でおなじみの(笑)張震(チャン・チェン)

監督さんは中国の方で、日中合作作品らしいですが、出演者はほとんど日本人です

呉清源と言う棋士さんは、中国人ですが14歳で日本に渡ってずっと日本で暮らしていて...

お話の舞台も日本...俳優さんも日本人...劇中の会話もほとんど日本語...というお話なので...

張震のセリフも、もちろん日本語でした

( カタコトですが 《 風語 》 の相井兄さんくらい上手かったです

余談ですが...外国の人がカタコトの日本語を喋ると、どうしてあんなに可愛らしいんでしょう?

フー様が喋った日本語は 「コニチハ~」 くらいしか知らないので(笑)

もっといろんな日本語の萌え言葉を聞いてみたい衝動に駆られました



ワタシ...囲碁は全くわかりません...子供の頃に五目並べをやった記憶があるけど...忘れちゃってるし...

でも...囲碁のお話と言うよりも、呉清源と言う1人の天才棋士の波乱の人生を描いたお話なので

そう言う意味では囲碁を知らなくても大丈夫でした...

日本の恩師が亡くなって絶望して船で中国に帰ったり...結核に罹ったり...

日本に住んでいる中国人と言う立場の中、日中戦争が始まったり...戦時中に爆撃にあったり...

絶望から新興宗教にのめり込んだり....自殺未遂をしたり...交通事故に遭ったり...

様々な波乱の中でも、苦悩しつつ碁を打ち続けた1人の棋士の姿が淡々と描かれています

監督がこだわりのある撮り方をする方で、セリフが少なくてちょっと難しかったですが...

芸術作品のようなアングルで撮る映像美はとっても美しかったです



ビックリなのは、この呉清源さん...御年97歳でいまだご存命だという事...

そして...今でも小田原の自宅で囲碁の探求に精を出しているんだそうな...



これは2007年に来日した、呉清源役の張震とご本人の2ショットです

映画冒頭にも、呉清源さんがご自宅で、張震と中国語と日本語のチャンポンで話す姿が入っています

すごく昔のお話だと思って観ていたので、ご存命と聞いて不思議な感じがしました


呉清源という棋士さんの生涯に興味のある方...

張震が日本の着物を着て日本語を喋ってる所を見たい方(笑)

日本の景色の映像美が見たい方は、一度観てみるといいかもしれません...

コメント (12)
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