花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

趙雲子龍

2011年11月28日 | 三国志
最近ちょっと...というかずっと止まっていた 《 北方三国志 》 ですが...

この頃ちょっと遠出をして映画を観に行ったりして、電車に乗る事が多かったので

そういった時間にボチボチ読み進んでいます

今のところ長坂坡くらいしか趙雲様の活躍する所が無かったと言っていい 《 北方三国志 》

(しかも長坂坡では、王安という架空の人物に美味しいトコぜ~んぶ持ってかれてるし...

謙三さんよ...そんなに趙雲がキライなのかよ 張飛ばっかりカッコよく描きやがって~

と...常々思ってたところ...(← 大人げない

突然!趙雲様のカッコいい場面が出て来たので、電車の中で思わずニヤケてしまいました(笑)



劉備の無茶な弔い合戦で大敗し、国力を落とした蜀を立ち直らせようと

趙雲は2万の新兵の調練に精を出していて...1万づつに分けて行軍訓練に連れ出します

いずれ蜀を背負って立つ武将になるだろう...との思いから、馬謖、馬忠、張疑の校尉を伴い

1日二百里(80km)を駆ける行軍を六日間やるうちに脱落者が出て...

倒れた者を槍で打つ趙雲に、馬謖が兵を休ませろと言ってくることから始まる場面...



趙...「1日休ませろだと。それでは調練の意味がなかろう」

馬...「しかし、せっかく鍛えた兵が無意味に死んでいきます」

趙...「鍛えてないから死ぬのだ。これは戦場に出るための最後の調練だ。死ぬ者はここで死ぬ」

馬...「私は反対です。死んで行く者もほんとうはなにかの役に立つはずです」

趙...「そして、邪魔をすることもある。ほかの者が生き延びようとするのを邪魔してしまうのだ
   馬謖、おまえは兵たちの機嫌を取ろうとしていないか?」

馬...「趙雲将軍のお言葉とも思えません。私は道理を申し上げています」


といった、甘えた事を言った馬謖とのやりとりから、趙雲と馬謖の対決になり...


馬...「勝てば、脱落した兵を殺さないでいただけるのですね」

趙...「ほう、勝つ気か?」 趙雲は笑って槍を執った。...という事に...


あぁ...なんてカッコイイの 馬謖なんて、まるっきり相手にしてない感じがステキ(笑)



趙...「どこからでも来い、馬謖」

趙雲は、片手で槍を持っていた。構えもしない。馬謖の顔が紅潮した。

甘っちょろい事を言ってる馬謖役は誰がいいかな?なんて事を考えながら読み進んでいく私...



馬謖が斬りこんできた。槍の柄尻で、趙雲はその剣を弾き飛ばした。

趙...「戦場ならお前は死んでいるぞ。それがお前が積んできた修練か。
   まあよい、もう一度打ちこんでみろ」

剣を拾いあげた馬謖が低く構えた。最初は殺気もなく、打ちこみのすごさを見せようという思い
だけがあったようだが、今度はさすがに殺気を漲らせていた。
打ちこんでくる。柄で受け、同じように柄尻で剣を弾き飛ばし、突き倒した

このあと、見かねた馬忠も趙雲に打ちかかって来るけど、こちらも趙雲に軽くいなされるという事に...


劉備が大敗して白帝に籠り、ずっと床についていて崩御も間近...という時期なので

もう趙雲様も50代後半と思えるのに...なんというカッコよさでしょう

やればできるじゃん 謙三さんってば~ (← ハードボイルドの御大に向かってタメ口(爆))

フー様のおかげで私の心のHEROとなった趙雲様...あなたは私の中で永遠にカッコいい若武者です

これはぜひ カッコいいフー様@趙雲様の実写版で観てみたいので...
《 レッドクリフ PartⅢ 》 撮ってくださいよ~ ジョン・ウー監督~ (笑)



さて...これから 《 孔子の教え 》 を観に行ってきま~す ...が...ちょっと心配な事が...

今までに観た映画は... 《 1911 》 が10数人... 《 密告・者 》が4人... 《 新少林寺 》 が8人...

という、どれもこれも少人数での観賞でしたが...

今度は単館の小さな劇場だし...平日だし...作品のインパクトが地味だし...邦題もアレだし...

もしかして...私1人の貸切状態だったらどうしよう~(涙)
コメント (8)
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