花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

夢回唐朝 其之十六(中編)

2021年05月31日 | 譚耀文
《 夢回唐朝 》 第16集(中編)

取り調べが終わり、弟くんが媚娘の寝宮に行くと

媚娘が 「実は私は薬を飲んでいなかったの...私は雪絨草の味をよく知っていたから

違うと判って吐き出したの...でも誰の仕業か調べてもらう為に太医にお金を渡して

ウソの診断をしてもらったのよ」 と...え~?あの取り乱したのも演技だったのか...媚娘恐るべし

その後、媚娘と皇后はお茶をしながら「欲蓋弥彰」(悪事は隠そうとすればするほど露呈しやすい)

とか 「司馬昭之心」(権力を狙う野心家の陰謀は誰もが皆知っている) とか話してたけど



ほんの数秒のシーンに2つも中国の成語が出て来て勉強になりました

一方、牢に入れられた尋儿は、急に牢から出されてある部屋に連れて行かれたら

そこには入宮以来会ってない母親がいて、ご馳走も用意されていて

不思議がった尋儿が 「もしかして淑妃娘娘が呼んだの?」 と聞くと

母親は 「違うわ!武媚娘が呼んでくれたの!媚娘は身体を壊した私を労わってくれて

薬や精の付く食事を用意してくれ、今日おまえに会えるようにしてくれたのよ」 と...

そして媚娘は、城を出る母親に高価な薬を持たせてくれて、感涙に咽ぶ尋儿と母親



そして尋儿は、媚娘の侍女柳儿から、尋儿の休暇を禁止にしていたのは簫淑妃だと聞かされ



簫淑妃から、休暇が禁止なのは皇后の嫌がらせだと聞かされていた尋儿は、最初は信じなかったけど

柳儿から「簫淑妃は悪い人よ!思い当たる節は無いの?」と言われ



そう言われたら、武順をリンチして死なせたり、何かというとすぐ引っぱたかれたり...

思い当たる節しかない尋儿は全てを正直に話すことに...

そして、尋儿の証言を元に簫淑妃の寝宮を捜索させた皇上は

「淑妃の寝宮内で薬の包みを発見した!」 と証拠を突き付けて簫淑妃に迫ると



観念した簫淑妃は 「臣妾知錯」 と...(皇上の握りこぶしが怒りを表してるワ~



すかさず皇后が 「皇上!この事件、軽い罰で許してはいけません!」 と言うと



皇上は 「皇后は後宮の主だ、この件の処理は皇后に任せる!」 と...

そして、皇后が王公公に宝剣を持ってくるように命じると、慌てて命乞いをする簫淑妃



皇后は簫淑妃に向かって宝剣を振り下ろそうとしたけど、寸前で止めて剣を放り投げ



静かになったので恐る恐る振り返る皇上がカワイイ~



皇后は 「あなたを殺さなかったのは節儿には母親が必要だと思ったからよ...

結果的に媚娘の子は無事だったし...これからは心を入れ替えて皇上のお世話をしてね」と言い

媚娘の元へ行き 「今までの事は水に流して、これからは3姉妹で仲良くしましょう」 って言ったけど

姉を殺された恨みもある媚娘は、皇后の恩情に納得いかない顔



媚娘は今回の事で皇后に大いに不信感を抱いたみたい...



そして、自分の宮殿に帰った皇后は侍女に

「今日簫淑妃を殺さなかったのは、媚娘が将来力を持った時お互いに牽制させるためよ」と...



ひぇ~ やっぱり後宮のオナゴはみんな腹黒いワ...


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