「織絵・・・?」
「首の骨を繋ぐのは面倒に。
今度殺す時はもっと、別のやり方にしてくれるのかの」
「織絵?」
やはり織絵では無い。が、織絵なのである。
「はよう」
鬼女が情交を求むる声がしてくる。
「織絵はもっと淑やかだ」
「良いではないか。人前ではうまくやるに・・・ほれ・・はよう」
「お前。どこでそんな術を覚えた?」
「良いに・・・ほれ・・・」
裾を肌蹴ると先の陽道の姦通で
織絵のほとから破瓜の血が滲み出していた。
「ほれ。陽道。初女じゃ。
陽道、もう一度。しっかりと楽しむがよい。
よう、切れおらぬのを切り崩してやれ」
あははははと笑う鬼女も、
己が初手を味わえるのが嬉しくて仕方ないのだろう。
やがて。抗いもせず、陽道にその身を差し出しておきながら
「痛い。痛い。痛い」
何度も声を上げて陽道から逃れ様とする。
それを押さえつけて陽道は
「ああ、こうじゃ」
本の織絵もこうであったろうと思うのである。
「やめてぇ」
声まで辛げである。
その織絵を押さえつけ、陽道は何度も何度も織絵を襲った。
事が済みはてると
「この女子、良い女になるわ。陽道。
この身体から逃れられぬ様になっても知らぬぞ」
と、言い退ける。
取りも直さずそれは又、女鬼こと波陀羅の事でもある。
「お前が喋ると興醒めするわ」
すっかり、織絵のままの姿に陽道も興が載っていたのである。
「まあ、その内、我も、この身、お前に喘がされるのであろうの?」
ちらりと斜交いから陽道を見上げる織絵の妖しい瞳に
陽道はぞくっとする色香を覚えた。
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