タイムマネジメント

タイムマネジメントとは、わかったようなわからないような言葉なんですが、時間管理といった意味で捉えていました。
そうではないようです。
今日は、ほとんど元 東レの佐々木常夫氏の受け売りのようなものですが、仕事の役に立ちそうだったので再現してみました。

◆事の軽重を知る。それがタイムマネジメントの本質だ。
　誰しも、両親や先生から、何事も全力で取り組むべきと教えられて育ってきたはずだ。
　たしかに一般論では、それは大切なことなのだろう。
　しかし、何にでも全力を傾注するのは、仕事のタイムマネジメントの観点では正しくないそうです。
　なぜならば、我々には限られた時間しか与えられておらず、
　この限りある時間内で、次々と押し寄せてくる仕事を処理しなければならないからです。
　仕事のつじつまを、長時間労働で帳尻合わせしていては身体が持ちません。

　ありていに言えば、会社の仕事というのは雑務の固まりです。
　だから、いい仕事をするためには「最小労力」で「最大効果」を出さねばなりません。
　重要度の低い仕事は、やらないで済ます。
　その代わりに重要な仕事には、出来得る限りの労力を投入すべきです。
　その結果、求められる成果に結びつくと思われます。

　パレートの法則を援用してもいいでしょう。
　あの8割2割の法則です。
　「国の富の８割は、２割の人に帰属する」
　「企業利益の８割は２割の顧客がもたらす」というやつです。
　つまり、「仕事量のうち重要な２割をやれば、求められる成果の８割を達成したことになる」と考えれば良いと思います。
　
　タイムマネジメントにおいて、もっとも重要なのは「どの仕事が重要なのか」を正しく見極めることなのです。
　すなわち、「事の軽重を知る」ことが仕事のキモという訳です。
　なるほどです。
　参考になるし、極めて示唆に富んだアドバイスです。
　ただ、やらないで済ます仕事は、その後どうなって行くのでしょうか？