つぶやき、遊び・仕事・日常

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負ける経験

2019-12-30 07:58:49 | 日記
世の中では、大きな集団内で下位に甘んじているよりは、小さな集団でもリーダーになる方が良い、
つまり、「鶏口と為るも、牛後と為るなかれ」が正しいという風潮です。
そんな風潮に反する考えを、あの有名な開成中学・高校の校長さんが東洋経済で語ってくれた。

◆負けた自分とどう向き合うかが自己肯定感を育む
 大学受験に失敗してそのまま引きこもってしまった。
 就活に失敗して、同じく引きこもってしまった。
 司法試験をあきらめて、働く意欲がないまま数年が経過した。
 そんな場面を見聞きするたびに、「負ける経験を早く」と感じます。
 学業でもスポーツでも、とにかく上へ上へとチャレンジし、集団の中で負ける経験をしてほしいのです。

 トップ成績者として、あるいはレギュラー選手として成功体験を積むのも悪いことではありません。
 しかし、成功体験とはそういった単純なものではなく、「負けたり失敗した状態から立ち直ること」、
 つまり、何かを克服した経験こそが、本物の成功体験であり、自己肯定感はそのような経験から育まれるものなのです。

 自分に向き合うのは、負けた時や失敗した時のはずです。
 どうやったら、次に勝てるだろう。
 同じ失敗をしないためには、どうしたらいいのだろう。
 そのような試行錯誤の中で、人は成長していくものです。
 そして、ちょっとやそっとの失敗では折れない心を作り上げていくのです。

 親が安全策ばかり立てていると、子供は失敗しないまま人生を歩み、
 初めて失敗したときに立ち直れないほどのダメージを受けるかもしれません。
 スタートは牛後でいいのです。
 そこから奮起することで、長い人生の生きる力を育むこととなるのです。
 
 ということだそうです。なんだか少し安心しました。
 おいらの負け続けたり、失敗続きの人生は、今後の役に立ちそうですから。