つぶやき、遊び・仕事・日常

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「思い出の小箱」

2021-03-23 06:20:40 | 日記
当たり前なのだが、人間は一人で生まれてきて一人で死んでいく。
どれだけ人気者でスターと呼ばれていても、絶大な権力者であっても、死ぬときは一人だ。
そして、死に際してはあの世とやらには何も持っていくことはできない。
世界一の大富豪であっても、自家用ジェット機であの世に行くことはできないのだ。
ある落語家さんが教えてくれた。

◆「思い出の小箱」ならば直前まで持ち続けられる
 死ぬときには裸で一人で死ぬのだが、その直前までは持ち続けられるものがあるという。
 それが「思い出の小箱」だそうだ。
 これは意識がある間は、誰も奪うことは出来ない。
 自分だけのもの、他人は手出しができないもの、美しく甘美で懐かしくもある喜びに溢れたものだそうだ。

 金銭的価値はないかもしれないが、なくなることもない。
 そして、最後の最後まで、体が動かなくても食事が出来なくとも、お迎えが来るまで持ち続けていられる。
 楽しかったこと、感動したこと、やり遂げたこと、ヒヤヒヤしたこと、恥ずかしかったこともあるかもしれない。
 苦しくてつらかったこともあるかもしれない。
 そんな様々な思い出が、臨終の瞬間を賑やかなものにしてくれるはずです。
 →そうなんだろうなと感じました。
  何かに到達したという達成感ではなく、人生を通してどんなことをやったり経験してきたかということなんでしょうね、きっと。