つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

「しめた」と思え

2022-09-15 06:39:56 | 日記
かって仕えた上司に学んだ事がある。
その方は、おいらとは20歳近く年が離れていた。
恐らくは、自身の「老い」を少しずつ実感されていたのだろう。
なので、体力の維持に気を使っていたのだと思われる。
ビジネスやプライベート等、いろいろな場面で同行させていただいたのだが、印象に残ったのがこんな言葉。
ワーク君、階段を見たら「しめた」と思って必ず登りなさい。
それが体力の衰えを防ぐ手段の一つになるのだから。
その当時は、階段よりもエスカレーターやエレベーターの方が楽でいいのになぁとは思ったが、
上司の指示だから、はいそうですよねと常に同行していました。
だが、最近になってその言葉には、こんな意味も含まれていたのだと気付きました。

◆苦労や試練に直面したときは、自分は幸運だと思いなさい
 これは、先日逝去された稲盛和夫氏の言葉だ。
 氏は学生時代は受験の失敗、結核も患ったし、戦争被害も受けた。
 不況で、就職もうまくいかなかった。
 研究をしようにも、満足な実験装置すらなかった。
 何をやってもうまく行かない人生のような気がした。
 だが、思い返してみれば、人生の命運を分けたのは、運不運ではなく心の持ちようだったと気付いたのです。

 受験や就職がうまくいっていれば、それなりに頑張ったかもしれませんが、ごく普通の人生を歩んだと思います。
 自身がやってきたほどは頑張らなかったはずだ、だから今ほど納得のいく人生が送れなかったかもしれません。
 そう考えれば、試練に遭ったときには、むしろ幸運だと思ったらいい
 その意味は、年齢を重ねれば必ずわかるものです。

 →おそらくあの上司は、こういう意味も含めておいらを指導してくれたのだと思います。ありがとうございます。

 ※すみません、しばらく遠出しますので皆さんを訪問できません。後ほどまとめて訪問させていただきます。
 


風力発電の羽根

2022-09-14 06:41:16 | 日記
化石燃料から発電等のエネルギーの取り出しは、環境に悪いというのが最近の定説だ。
二酸化炭素を排出するというのがその理由だろう。
たしかに化石燃料の代表格の石炭は、ほとんど元素記号Cそのものだから燃焼すれば二酸化炭素にしかならない。
混合物である石油の化学式は、CH2とかCH3だったはずだ、こちらは燃焼すれば二酸化炭素と水になる。
比較的環境にやさしいと言われる天然ガス(LNG)は、メタンが主成分なのでCH4だな、
こちらも燃焼すれば二酸化炭素と水を発生するが、H元素が多いだけ二酸化炭素の生成は少なそうだ。
で今日は、再生可能エネルギーのひとつである風力発電についてだ。

◆風力発電の羽根はなぜ丸っこくて3枚なのか
 地方をドライブしていると、山の上や、あるいは海辺に巨大な風車をよく見かける。
 遠くにあるので、その大きさははっきりとしないが、羽根の長さは50Mもあるそうだ。
 そんな巨大な風車の羽根は決まって3枚だし、形状はみょうに丸っこい。
 風を受けて発電するのだから、羽根は扇風機のようにもう少し平ぺったい方が有利じゃないのかな、
 それに4枚羽根や5枚羽根にしたほうが効率がいいのではと思ったが、大きな誤解だった。

 実はあれほど巨大な羽根なので、枚数を増やせばコスト増となるし、
 台風などの強風に耐えるだけの柱がさらに困難となるそうだ。
 また、大型風車の場合、羽根の先端のスピードは時速200kmにも達しているそうだ。
 それだけ高速回転していれば、あの丸っこい羽根3枚でも風は素通りはしないらしい。
 結局、製造運営のコストを最も効率化したのが、ある形のようだ。
 素人考えはまったくの的外れだったようです。
 

本当の苦しみ

2022-09-13 06:37:05 | 日記
あまりよくは知らない方なのだが、実業家の西田文郎氏がこんな言葉を紹介してくれた。
氏自身も二十代の頃に、師から言われて印象に残った言葉だそう。
苦しいと感じた折に、思い出すといいかもしれないな。

◆本当の苦しみというのは人生に三回しかない
 一回目は生まれてくる時。
 記憶はないのかもしれないが、人は誰しも産道を潜りぬけるという大変なことを乗り越えて生まれてくる。
 だから生まれている人たちは、誰しも幸運の持ち主だそう。
 もう一回は死ぬときです。
 自分の意思とは関係なく死は訪れ、息を引き取る。
 これは大変な苦しみだ。

 そうすると、人生で本当に苦しむことはあと一回しかないわけだ。
 それなのに多くの人は、十番目か二十番目か、あるいは百番目かの苦しみに出会って大騒ぎをしていないか。
 いまあなたが苦しんでいることは、はたして自分の人生で何番目の苦しみか考えてみるべきだ。
 そんな苦しみは、人生で一度しかない本当の苦しみと比べたら、取るに足らないものじゃないのか。
 
 →なるほど役に立つ教えですね。
  ところで名古屋人のおいらには、関東の鉄道路線名がわかりにくい。
  東横線は、東京と横浜を結んでいることはなんとなくわかるが、京王線は東京と八王子を結ぶそうだ。
  東武東上線はクイズのようで、東京と上野を結ぶそうだが、ここでいう上野とは群馬県の上野だそうです。
  そんなことわかるわけない・・・
  
 

一歩一歩

2022-09-12 06:53:40 | 日記
仏教学者の鈴木大拙氏は、偉大な方だったようだ。
「禅」の研究家であると同時に、堪能だった英語で欧米各国でも講義をされていたそうだ。
その奥様は米国出身で、やはり研究家だったそうだ。
また、スイスの哲学者カール・グスタフ・ユングや、ドイツの哲学者マルティン・ハイデッカーとも親交があったそうで、
おそらく幅広い活動をされていたのだろう。
色々と立派な教えを残されているのだが、凡庸な我々に伝わるのはむしろこんな言葉だと思う。

一歩一歩上がれば何でもないぞ
 90歳を超えてなお、研究拠点である鎌倉の松ヶ丘文庫に通っていた。
 そこに行くには、百三十段の石段を上らなければならない。
 周囲は大変でしょうと心配するが、そこで一言おっしゃった。
 「いや、一歩一歩上がれば何でもないぞ。一歩一歩努力すればいつの間にか高いところでも上がっているものだ。」
 これは、教えの「無心」にも通ずることなのでしょうね。

 おいらはずいぶんと下の方にいるのに、上の方を眺めて上がるのは難しいなぁと思って動かないでいるだけだ。
 そういう場面で、大拙師のように一歩一歩静かに無心で進んでいく人がいる。
 その結果が人生で大きな差となっていくのでしょうね。
 頭や言葉で理解するのではなく、黙って行動できるようになりたいものです。
 
 

財産は誰のものか

2022-09-11 06:53:28 | 日記
おいらは、かって奥さんを亡くした上司に女性を紹介したことがある。
上司は60代、女性はたまたま営業に来ていた生命保険の営業レディで40代だった。
そこから、とんとん拍子に結婚まで行きついてしまった。
だが、上司の一人息子とその嫁が、財産目当てではないかとずいぶんと反対をして、おいらまで悪者になってしまった。
おいらも何が正しかったのだろうかと、もやもやしてたのだが、今日こんな言葉に救われた。
精神科医の和田秀樹氏だ。

財産を築いたのは父親本人
 世間一般でも、そんなケースはほとんど反対されるものらしい。
 なぜならば、本人が亡くなれば新しい嫁が遺産の二分の一を相続するからだ。
 だから、息子やその嫁にしてみれば、
 わずか数年間の夫婦生活で遺産を半分とられるなんて納得できないというところなのだろう。
 だが待ってほしい。
 その財産は誰が形成したものなのか。
 むろん先妻の貢献もあったのだろう。
 だが、先妻亡き今は、その財産は彼が作ったものだ。
 だからその財産は、父親が自分自身の幸せのために使うべきなのだ。

 たとえその女性が遺産目当てであったとしても、
 父親が亡くなるまで離婚されない程度に尽くさなければ遺産を手にすることは出来ない。
 だから、父親は生きている限りその女性に大事にしてもらえるのだ。
 それ以外のことは、考慮する必要はない。
 息子やその嫁の反対で結婚をあきらめるほど、ばかげたことはないのだ。

 →ああよかった、和田先生に救われました。
  しかも今回のケースは、上司は名古屋で独居、息子夫婦は東京在住ですので、本当に良かったと思います。