なのはと出会うために生きて来た日々が、なのはのために生きる日々に変わったという新しい風との出会い。
nanoと葉っぱとXplory
トーンアーム修理 8
七転び八起き
自然治癒中、、、
?一枚目とは話が合わない?
昨日、あの後に急展開が。実は、、、
変な音を聞き、ベアリングが壊れた?ストップポイントが出来てしまった時には
もう目の前真っ暗。
なんたって、古いアームです。修理部品なんかは一般流通しておりません。
小さなネジは小さすぎて?無くしたら最後なのです。
もちろんお得意のヤフオクでゲットすればなんとかはなるのですが、
このアーム、MICROさんのMA-505と申します
現状のヤフオク相場は中古で3~4万円
なんせヤフオクです、部品取り用にするには高いし、
自分のよりきちんとした中古である保証なんて一切無いですから。
ちゃんと動かないのがきたら結局は同じ。
ここはアームに自然治癒を求めるしか無い!
そう考え、晩ご飯を食べました。
テンションワイヤーの留めている部分拡大
お腹も満たされましたので、さらにあちこち壊します。
半分以上は開き直りです。
どうせ壊れたなら、他の部分も研究してやろうと思い
あちこちのネジを外してみてみました。
上の写真は、アームに付いている針圧調整用のワイヤーを留めている部分。
そもそも、アーム自身を外して中のケーブルを入れようと始めた作業でしたが
そのワイヤーが外れないのでいろいろ苦労していたのです。
その時もこのネジは外してみたのですが、ワイヤーは確認出来ず(暗かっただけ)
今回はLEDライトの力を借りて確認しました。
中に黒いもの見えませんか?
少し太い目のシャフト上部からワイヤーは刺さり
なんとこの1mmも無い穴のなかで内側へ曲がり、
中にある真鍮製の芯材へ刺さっているのです。
それを押えるようにネジで固定されているようでした。
と、結局はここまで。
これ以上故障箇所を増やすわけにはいきませんので、確認したらフタしました。
他には、アーム自身のシャフトも外すことを試みて小さなネジをたくさん外しましたが
ネジを外してシャフトを引っ張っても外れそうになく、
中にテンションのかかっている感じがしたので、そこまででまたネジを戻しました。
アンプ側へのRCAプラグ。
実はこれも一度やり直しています。
元々はオヤイデ電気さんでソルダーレスの(ネジで固定するもの)を購入して
それをセットしようと思っていました(ハンダでの音質曇りを少しでも避けるため)
しかし、そのプラグは結構大きく、今回の様な細い線材はネジにもかからないのです。
一旦は強引に取付けたのですが、重さがどうもアンバランスすぎて
扱いによっては、せっかくの純銀線を切ってしまいそうだったので
いままで使っていた別のRCAケーブルを一つ犠牲にしプラグを利用することにしたのです。
これは、オヤイデ電気で買った物よりは一回り小さいです。
で、ハンダでの固定です。
でもまあそのために高価なハンダも買ってあったのですから
想定内ってことで処理いたしました。
ちなみにプラグはアクロテックというメーカーの物です。
音質的には、ネジ留めのオヤイデさんの安価だったものより、
ハンダの良質さも助けてくれてか、しっかりした音に安定しました。
さて、そこからまた壊れたアームの組み立てです、、、
壊してしまったベアリング?でしたが
取り付けの際、そのストップポイントさえ作動範囲から外しておけば何とか成るかと考え
調整していきました。
またそのとき、ベアリングとそれを受ける上部のアームのベース部分のクリアランスが気になり
(と言っても1mmも無い隙間の開け方、残し方ですが)
少し、(半分開き直り気味で)ベアリングを反対側からこじるように戻したりして調整を試みました。
『あれっ?』
なんと、ストップポイントが無くなってしまいました。
こじ方がテクニシャンを極めていたのか
ベアリングが、壊れる前よりスムーズに動くようになりました。
『あ、自然治癒した。』
そんな感じでしたが、なみだ出るくらいうれしかったです。
先日の修理中はインサイドフォースの確認ができるかな?と思い、本体には設置せず
手でもったままで、水平調整して少し傾ける
【(本来、きちんとセットしたあとにそういう風に少し傾けると、インサイドフォース
(ラテラルバランスとも言います)の調整不足ならアームが内側か外側へ流れ出すのです。】
そういう作業をしても反応がなかったのですが、まあ手で持ってるだけだからと結論付けていたのですが
今は、アームが抵抗なく流れるのです。
『なんということでしょう!』 (TVのビフォーアフター風のアクセントで)てな感じです。
なんだかうれしくなってきました。
もしかしたら治る?
一つ一つの小さすぎるネジに一ネジ一回しに入魂!集中しました。
そして組み立てて行き、本体へ。
こんどこそ、うまくいきますように
どきどきっ
目の前にあったオーディオシステムが消えたのです!
代わりに小編成の室内楽団が来てくれたのでした
まだ新進気鋭、
ルーキーの様な感じですが、僕が指揮者になりもう少し調律して行こうと思います。
『バンザ~イ!!』
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