内視鏡の最中に医師との会話

静岡がんセンターで大腸内視鏡検査を受けました。


私が無理な体勢でモニターを見ていたら
医師：えっ！どうかしましたか
私：　ちょっとモニターを
看護師：今入れてるとこだから、まだ面白くないですよ
私：　ええ、いつも見過ごしているんですよ
看護師：モニター見てて船酔いする人いますから
私：　これだけ上下左右が回転してモニター見れる医師は、テレビゲームとか得意なんじゃないですか？
医師：その通り、うちのボスがそうです。最初に会った階段教室の階段でテレビゲームやってた人が新しいボスだったとは思いませんでした。ヨーロッパでは、内視鏡医がテレビゲームが上手いという相関が発表されています。
私：　で、奥まできましたね。
医師：では染色します。
私：　（発癌性のある）クリスタルバイオレットですか？
医師：いえ、AIMで光の波長を短波長にして、表面の状態をよく見えるようにするのです。オリンパスは優秀ですよ。
私：　はい、そう思います。
医師：所で、何で大腸内視鏡検査を受けたんですか？
私：　いや、（大腸に異常が出るのが）そろそろかと思いまして・・・
医師：前にやったのはいつですか？
私：　多分8年くらい前です。
医師：そろそろも微妙ですね！
私：　いや、これだけポリープがあれば立派でしょ。
医師：あの〜、一番効率がいいのはポリープが成長して癌になる手前くらいなんですよ。
私：　私が先生にお願いすることになったのは、先生のポリープについての記事で「ポリープとガン化はハッキリとはわからない」という的確なご意見に賛同したからですよ。
医師：ポリープは、見つけ次第全てとります。
私：　下行結腸の一番上に、扁平ポリープがあるのですけど。
医師：ああ、取りました。
私：　取っちゃったのですね。
医師：未練でもありましたか？
私：　まあ、少なくても13年前から持っていましたから・・・
医師：ポリープとって未練がある人は初めてですよ。それより最近下手になっちゃって、ほらスネアかけるの失敗した。
私：　大丈夫ですよ、次のでかかってます。（先生、あまり患者の前でスネアの掛け違いくらいだったら正直に言わないほうがいいですよ）
医師：じゃ切除！　「バシュ」
私：　青山の先生に胃内視鏡をお願いしてるんですが、その先生胃カメラは上手なんですが注射が下手で「今日は静注半分、皮下注半分（要するに血管内に注射すべきが血管外に漏れてるということ）」なんて・・・
医師：ふふふ。
私：　しかし、腸ってこれだけ切っても全然痛みを感じないんですね。モニター見てても他人の大腸みたいです。
医師：はい終わりです。13個取りました。
私：　先生ありがとうございます。