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日光 鳴虫山「修験者の道フルコース」解説

2021-03-02 03:17:50 | yoyoの日々
鳴虫山は、男体山と女峰山の前面にあることから、古くから修験者の修行の場でした。

日光連山の手前にある黒い山並みの中央のやや尖ったピークが鳴虫山です。

修験者の道フルコースは、一般登山道の内側の尾根を歩くコースです。

出発は、旧日光市庁舎です。

瑠璃殿の右側にある尾根道を登ります。


愛宕神社によります。

イノシシさんこんにちは。

鉄塔まで上がると、目の前に女峰山が広がります。


ここからは輪王寺が正面に見えます。


男体山を見ながら尾根を登ります。


ここからは、クマさんのテリトリーを横切ります。


正面に、合峰が見えてきました。


今回はフルコースということで、標識のところで尾根を右に下り、銭澤不動を目指します。


目指すは、山王二宮です。

一旦、尾根を下ります。

山王二宮に着きました。


この岩を右に巻いて登ります。


ここが山王二宮です。


元の道へと、最初の修験者の道に戻りました。

正面に合峰、その左奥に鳴虫山の山頂が見えてきました。

ここでルートを外して、馬頭観音に寄りました。


お馬さん、こんにちは。

この角度が一番馬らしく見えます。

元の修験者の道に戻ると、すぐ先に化星(粧)の宿があります。


一山超えて、なだらかになった斜面を右方向の尾根に進みます。

目印の石祠があります。

そのまま二つほどロープが設置してあるやや急な斜面を登ると合峰に出ます。

一般登山道と区別するために、こっちにきちゃダメよロープがはってあります。

一般登山道は、歩きやすい尾根道です。

階段を登ると鳴虫山の山頂に着きます。

山頂からの眺めです。


山頂から一般登山道を下ると、1058Pにこっちにきちゃダメよロープがはってあります。

ここを下り、再び修験者の道に入ります。

150mほどで、修験者の道の分岐に出ます。

これだけ標識があると、絶対に見落とすことはないはずですが。
そして、これだけ標識があるということは、絶対に直進してはいけないということです。

もしも、ここを直進すると、5つの尾根の分岐を間違えずに選択できないと、オーバーハングの崖の上に出るかも知れません。

この先には、一切の標識やピンクテープがありません。
地形図を正確に読める人でないと、行かないほうが良いと思います。

急な尾根よりも、このようななだらかな尾根のほうが怖いことを、何度か失敗するとやがて判るようになります。
急な尾根は進む道がはっきりしていますが、なだらかな広場に出ると、どちらに進むのかの判断が非常に難しくなります。

実は、鳴虫山で道に迷う人は結構いるみたいです。
原因は、はっきりしています。
(本人は理解できていないので、化かされたと感じているようですが)
鳥を追ってたりすると一般登山道を外れますが、自分では元の道に戻ったつもりでも、違う尾根を下ってしまうのです。

修験者の道では、あまりにも似たような尾根が入り乱れています。
もしも道を間違えても、自分が間違えた場所を覚えていないと、本当に迷子になってしまいます。

わたしは、丹沢などで、獣道を歩くのが好きでした。
下りは、特に暗くなってくると怖いですね。

昨年にyuyuさんと男体山に登ったときは、1合目まで降りたところで迷いました。

実は登ったのが冬季となり登山道が閉鎖された翌日だったので、裏山の大真名子山の林道から登ったのです。

誰も登山客がいない貸切となり、山頂でゆっくり時間を使いすぎました。

つるべ落としのような日没で、途中から懐中電灯で下ることになりました。

登山道を降りてから、かなり広い澤に入り込んでしまい、完全に道を失いました。
裏口登山でしたからねえ。
yuyuさんは野宿を覚悟したそうですが、無事に帰ってこられました。
自分の歩いた道をちゃんとお覚えていて、自分が間違えた地点を見つけ出すことが肝心です。

このあたり、古いヨーロッパの街並みで、自分が車を止めたところまで帰ってくる工程に似ています。


最後にちょっとコースを外れて、岩屋観音に寄り道しました。


岩屋の観音さまです。


帰りは、徳次郎の氷のプールに出ました。


これが鳴虫山「修験者の道フルコース」です。

もしも行かれる方はこの地図を参考にしてください。



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