子供のころにニュースで言っていたのは
ベトナムからのボートピープルでしたが
今日のニュースで言っていたのは、北朝鮮からの人たちだとのこと
世界情勢もどんどん変わっていっているのだと
改めて思ったりしました。
10数年前くらいだったでしょうか・・・
知り合いの会社で働いていたベトナム出身だという男の子
当時20歳くらい、とても働き者で明るくて
その子がボートピープルだったと聞いて驚いたりしました。
でも彼の話を聞く機会があり
船が日本の陸地に着いた時のことや、そこで食べたごはんがおいしかったこと
「ボートピープル」と呼ばれるのは嫌なようでしたが
いろいろ話してくれました。
子供のころに日本に来て、学校に行き言葉を覚え
大人になったら仕事をしてお給料をもらうまでになって彼は
そのお給料を最初お札ではなく‘金’で欲しいと思ったそうです。
子供のころの厳しい環境で体験したことが、大人になっても忘れられなかったんですね。
もらったお給料の中から故郷に仕送りしているという
けしてたくさんもらっていたわけではないと思いますが
子供のころにお世話になった親戚に、
その恩を忘れずにそういうことができるというのには感心しました。
日本では夏の風物詩でもある花火ですが
みんなで花火大会を見に行こうか?という話になった時
彼は行きたくなさそうで、どうしてなのか理由を聞いたら
「花火はキレイ、だけど。 音が、ドーン~パンパンパンそれがイヤですね」
みんなで一緒に仕事をしたり遊びにいったりしている姿は普通の青年ですが
日本に来るボートに乗る前までに、彼はどんな経験をしてきたのかと思うと
普通に花火を楽しめる自分たちは幸せだと思いました。
現在はベトナムの方にいるのだと思いますが
以前に比べたら平和な国になっているその国で暮らし
花火も普通に楽しめる彼になっていたら良いな。。。