相沢祐一の『北信越(北陸・信州・越後)』乗り撮り鉄道記

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映画「日本海大海戦」(DVD版)を見て・・・

2009-02-08 14:03:45 | その他の非鉄ネタ
前回は、「日露戦争」陸軍側の映画『二百三高地』でした。


今回は、海軍側の映画『日本海大海戦』です。



映画『日本海大海戦』ですが・・・
 製作年 : 1969年(『二百三高地』の11年前の作品)
 製作国 : 日本
 配給 : 東宝



キャストも1960年代を代表する俳優さんたちです。


 三船敏郎 (東郷大将、実在の人物) →ちなみに三船さんは1983年の映画『日本海大海戦 海ゆかば』でも、「東郷平八郎」役を演じています。(映画『二百三高地』では「明治天皇」役でした)
 加山雄三 (広瀬少佐、実在の人物)
 仲代達矢 (明石元二郎、実在の人物)→ちなみに映画『二百三高地』では「乃木希典」役でした。
 黒沢年男 (前山一等兵)
 小鹿敦  (杉野上等兵曹、実在の人物)
 東山敬司 (藤本軍医中尉)
 松山省二 (若者松)
 佐藤允  (安保砲術長)
 藤田進   (上村海軍中将、実在の人物)
 平田昭彦 (津野田参謀、実在の人物)
 土屋嘉男 (秋山参謀、実在の人物)
 船戸順  (山岡参謀、実在の人物)
 佐原健二 (副長)
 田島義文 (伊地知大佐、実在の人物)
 久保明  (松井大尉)
 小泉博  (栗野公使)
 田崎潤   (橋口島司、実在の人物)
 柳永二郎 (伊藤博文、実在の人物)
 加藤武  (加藤参謀長)
 清水将夫 (戸塚院長)
 安部徹  (須知中佐)
 清水元   (成川大佐)
 北龍二  (片岡中将)
 森幹太  (伊地知参謀長、実在の人物)
 高橋俊行 (永田少佐)
 竜岡晋  (井上馨、実在の人物)
 佐々木孝丸 (九鬼顧問官)
 稲葉義男 (島村参謀長)
 三津田健 (山県有朋、実在の人物)
 辰巳柳太郎 (山本権兵衛、実在の人物)
 草笛光子 (てつ夫人、実在の人物)
 笠智衆   (乃木希典、実在の人物)
 松本幸四郎【先代】 (明治天皇、実在の人物)


 ・・・とまあ、その時代の大スターが集結しています。



あらすじですが・・・
 十九世紀末、欧州列強は争って中国への侵略を続け、明治三十三年には、日本を含む八ヵ国の連合陸戦隊が排外思想を奉ずる義和団の暴動を鎮圧した。だが、ロシアだけは満州に兵をとどめて、虎視たんたん日本を狙っていた。
 明治天皇を仰いでの御前会議は、ロシアに抗議文を送ったが、返事はなかった。ついに国交は断絶。連合艦隊司令長官東郷平八郎は、バルチック艦隊とともに、旅順とウラジオストックにいる太平洋艦隊の動向に気をくばり、秘策を練った。そして広瀬少佐の旅順港口に老朽船を沈め艦隊を封じ込むという奇策を採用した。
 一方乃木軍司令官率いる陸軍第三軍は、旅順要塞に陸上攻撃をかけた。だが、ロシア艦隊は封鎖を破り、日本艦隊の砲弾をかわして敗走した。十月二十日、バルチック艦隊がリバウ港を出た。敵艦が日本海に現われると判断した東郷は、連合艦隊を内地に引上げさせた。
 攻撃開始から五ヵ月目の翌年の元日、旅順二○三高地の敵陣が、乃木軍の手で陥落した。その頃、ストックホルムで諜報活動をしている明石陸軍大佐が、バルチック艦隊の航路が敵司令長官の一存で決まるという情報をつかんだ。五月二十日、見張船信濃丸が五島列島沖にバルチック艦隊を発見。
 五月二十七日、旗艦三笠にZ旗を掲げた東郷長官は、敵の直前を大曲転する大胆不敵な戦法をとり、敵の先頭を圧迫した。激戦は、日本艦隊に大勝利をもたらした。戦勝と平和回復にわく国民。だが、東郷は戦いに勝って真の“戦いの恐しさ"を忘れることができなかった。


・・・このような感じですね。



 感想としては、あくまでも「日本海海戦」がメインなので、「旅順攻略」はおまけ扱いのようなきがしました。実際、乃木将軍は3度も「旅順要塞」攻撃に失敗しています。それから203高地を攻略して、すぐに「旅順陥落」のシーンとなっています。(実際、203高地の攻略計画の指揮をとったのは乃木将軍ではなく、上司の満州軍総参謀長の児玉源太郎と言われている)
 あと、『二百三高地』では陸軍兵士達をメインに描かれているのに対し、『日本海大海戦』では東郷長官を中心とした参謀の目線から描かれているような気がします。



結論としては、映画『二百三高地』(1980年東映)と映画『日本海大海戦』(1969年東宝)と同時期に映画化されれば、それぞれ繋がりがわかってよりいっそう楽しめるのに・・・残念です。


・・・と思ったら、1983年に東映から映画『日本海大海戦 海ゆかば』が公開されていました。次はこの映画の感想に移りたいと思います。それでは・・・







            Written by トンマノマント




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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本海は韓国や中国と直接つながっています。 (エネルギーを考える)
2010-07-31 21:12:00
日本海側に多く存在する原子力発電所は、朝鮮などからの魚雷等の攻撃に対して弱いのではないでしょうか?
大切な発電所なので瀬戸内海や太平洋ならこの点は安心ですね。
転載させてください。
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