矢嶋武弘・Takehiroの部屋

発信できる 喜びと感謝
83歳のジジイ 日一日の命

自費出版と私

2025年02月13日 03時48分54秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
<2002年12月に書いた以下の文を、一部修正して復刻します。> 1) 相当以前だが、自費出版ブームというのがあった。人間誰しも“自分史”みたいなものを書いてみたいと思うだろうし、それが実現すれば、その人の人生の証しということになる。 また、俳句や短歌などの自費出版も多い。 実は私も、今から20年以上も前に、3冊の本を自費出版したことがある。一つは自伝的小説で、残りの . . . 本文を読む
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『早春賦』

2025年02月13日 03時46分51秒 | 映画・芸能・音楽
<過去の記事です。最も好きな歌の一つです> 『二木紘三のうた物語』に立ち寄ったら、ちょうど10年前の2月に『早春賦』にコメントを書いていたのが分かった。歌を聴くうちに復刻したくなったのでお許し願いたい。(2018年2月某日) 『早春賦』の舞台・安曇野の景色 <2月に入り『立春』の頃を迎えると、いつもこの曲が蘇ってきます。 安曇野はまだ厳冬のさなかでしょうが、関東地方に住む者にと . . . 本文を読む
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『春一番』

2025年02月13日 03時44分41秒 | 映画・芸能・音楽
1976年(昭和51年)3月にリリースされた曲で、作詞・作曲は穂口雄右で、歌ったのはラン(伊藤蘭)、スー(田中好子)、ミキ(藤村美樹)の3人から成るコーラスグループの「キャンディーズ」だ。当時の「キャンディーズ」は人気絶頂で次々とヒット曲を出したが、この『春一番』はその代表的な一曲だろう。春一番の季節になると、今でもこの唄がよく歌われているようだ。(2025年2月12日) キャンディーズ 春一番 . . . 本文を読む
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魏志倭人伝・・・「長里」か「短里」か決めてくれ!

2025年02月13日 03時43分11秒 | 歴史
1) 日本の古代史に関する書物を読んでいくうちに、いちばん苛立ってくるのは、古代中国の文献に出てくる『距離の問題』である。 我々日本人にとって最も興味深い「三国志・魏志倭人伝」では、3世紀に魏王朝が治めていた朝鮮半島の帯方郡から倭(日本)の邪馬壹国(やまいちこく)までの距離が1万2千余里となっているが、肝心の「里」の長さがどのくらいか明示されていない。そこで、いくつかの本を読んでいくと、驚くな . . . 本文を読む
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まったく“デタラメ”な古代史研究

2025年02月13日 03時42分16秒 | 歴史
<2008年1月29日に記した以下の記事を復刻します。> 1)「邪馬台国(やまたいこく)」などは存在しなかったということを、私は以前の小論(「日本は『邪馬壹国(やまいちこく)』から始まった」を参照・・・http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/5ae75694993b9869f4382964cd686597)で述べたが、これは日本古代史の碩学・古田武彦氏の著作 . . . 本文を読む
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日本は「邪馬壹(やまいち)国」から始まった!

2025年02月13日 03時41分24秒 | 歴史
古田武彦氏は2015年10月14日に京都市内の病院で亡くなられた。享年89歳。ここに謹んでご冥福をお祈りするものである。 (2008年1月1日に書いた以下の文を復刻します。 なお、この記事に批判的な方のコメントもきちんと載せていますので、ぜひご覧ください。日本の古代史について、関心が高まることを切に願っています。) 1) 日本の古代史について、私は古田武彦氏の学説に大いに共鳴し感謝している . . . 本文を読む
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〈まとめ〉 歴史ロマン『落城』

2025年02月13日 03時40分18秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
過去の作品をまとめる必要が出てきたので、この場を借ります。ご了承ください。 埼玉県・所沢市内の標識 https://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/62ab8c36dda5f411411e6975a83b4756 https://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/16b93d5c49aed18095bc698d3394c540 . . . 本文を読む
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歴史ロマン『落城』(6・最終回)

2025年02月13日 03時39分34秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
寄せ手の連合軍はいよいよ総攻撃の準備を始めた。兵力も4000人近くにふくらみ、藤沢勢が兵糧攻めでますます追い詰められているのが分かる。豊島範泰は軍勢を3つの部隊に編制して万全を期したが、ちょうどそういう時、山口貞清が範泰に意見具申にやって来た。「父上、総攻撃を前に、わが方から軍使をつかわせ、敵に“全面降伏”を呼びかけたらいかがでしょうか。もう勝敗の目途はついています。藤沢勢 . . . 本文を読む
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歴史ロマン『落城』(5)

2025年02月13日 03時36分07秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
上杉氏憲は各領主から人質を取っていたものの、その頃から、関東の情勢は次第に氏憲方に不利な様相を呈してきた。一つには、将軍・義持が氏憲らを“逆賊”と決めつけ、これを討伐する態度をはっきりと表明したからである。日頃は優柔不断な義持だが、断固として戦う姿勢を示したことが大きな要因だろう。もう一つはこの戦乱から、公方の足利持氏と管領の上杉憲基が生き長らえたことである。前にも述べたよ . . . 本文を読む
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歴史ロマン『落城』(4)

2025年02月13日 03時35分29秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
ちょうどその頃、鎌倉公方方にも明るい知らせが入った。それは安否が不明だった足利持氏が、駿河国まで逃げ延びて今川範政(のりまさ)に保護されたというのだ。また、同じく逃亡していた関東管領の上杉憲基は、越後国にいる伯父の上杉房方(ふさかた)のもとへ落ち延びたという。これで京都の室町幕府は、公方と管領を助けるために、氏憲らの勢力を駆逐する方針を決めた。そして、関東を中心とした諸大名・諸豪族に呼びかけ、軍勢 . . . 本文を読む
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歴史ロマン『落城』(3)

2025年02月13日 03時34分45秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
(3) それからほぼ半年がたち、時は応永23年(西暦1416年)の初夏の頃になった。(ちなみに山口貞清は31歳、尾高武弘は29歳になっていた) 山口領内はこれといった出来事もなく、農民を始め庶民は平穏な生活を送っている。関東の情勢探索の旅を終えた武弘は、久しぶりに領内の様子を見て回ることにした。付き人の佐吉を従えてだが、そろそろ“田植え”の時期に入るので農民は忙しそうにし . . . 本文を読む
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歴史ロマン『落城』(2)

2025年02月13日 03時33分48秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
(2) それから5年の月日がたち、応永22年(西暦1415年)を迎えた。武弘と小巻の間にはすでに一子・太郎丸が生まれ、小巻はちょうど第二子を身ごもっていた。尾高家とその一族にはこれといった問題もなく、平穏な日々が過ぎていった。問題があるとすれば、武弘は最近やや肥満気味になったのを気にして、このところ佐吉とともに武術の鍛錬に精を出している程度だ。一方、藤沢忠則に嫁いだ小百合はけっこう気苦労が絶えな . . . 本文を読む
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歴史ロマン『落城』(1)

2025年02月13日 03時33分01秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
<空想、夢想、幻想の歴史ロマン> 『主な登場人物』 <山口家関係>山口貞清(山口城主) 牧の方(貞清の妻・豊島範泰の娘) 山口武貞(貞清の父) 薫(貞清の母) 和田信春(家臣) 稲村幸正(家臣) 幸若丸と桔梗(貞清の子供) <尾高家関係>尾高武弘(主人公・山口貞清の家臣) 小巻(武弘の妻・筒井泰宗の娘) 尾高武則(武弘の父) 栞(武弘の母) 佐吉(武弘の家来) 太郎丸と鈴(武弘の子供) & . . . 本文を読む
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奇跡の人・伊能忠敬とシュリーマン

2025年02月13日 03時31分46秒 | 歴史
<2002年2月22日に書いた以下の記事を復刻します。> 1) 江戸時代の末期、日本の地図を作製した伊能忠敬は、あまりにも有名である。 最近では、「伊能ウォーク」という全国行脚の催しも行われている。 伊能忠敬がなぜ人気を集めているかと言えば、50歳を過ぎてから一念発起して勉学を始め、55歳から日本全国を歩き回って、精密な地図を完成させた所にある。当時は「人生50年」の時代だったから、55歳と . . . 本文を読む
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