アメリカの大統領選は、共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のカマラ・ハリス氏に勝利し、4年ぶりに返り咲くことになった。 当初の予想では大接戦になるかと見られていたが、意外にあっさりとトランプ氏の当確が出た。マスコミの予想が外れたのだろうか。
ドナルド・トランプ氏
テレビニュースなどを聞いていると、アメリカの「経済」が国民にとって芳しくないことが、トランプ氏有利に働いたようだ。物価高などによる生活苦、困窮化が最大の要因になったと見られる。要するに、バイデン民主党政権の経済政策が上手くいかなかったと言える。
外交や安全保障なども重要だが、アメリカ国民にとってはやはり身近な「生活」の問題が最重要だったのだろう。他にもトランプ勝利の要因はいくつかあろうが、“アメリカ・ファースト”を掲げるトランプ氏の主張が広く支持されたと見られる。
問題は、これからのトランプ氏の外交・経済政策だ。今まで以上に保護主義が強まるだろうが、ウクライナ・ロシア戦争や中東外交などにどう出てくるか、国外からの関心は一段と強まるだろう。日本も同様だ。
トランプ氏当選の一報を受けて、早くも来年はどうなるか、興味津々といったところだ。(2024年11月7日)