矢嶋武弘・Takehiroの部屋

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ファンレターを書こう!

2015年12月14日 06時56分08秒 | 人生

<以下の文を復刻します。>

半世紀前、ある若い女優にファンレターを書こうと思ったが、いざとなると畏れ多くて怖気づき、書けなかったことがある。ところが最近、50年たってようやく書ける気がしてきた。時間はたっぷりあるし、ヒマでしょうがないのだ(笑)。
そこで便箋をどうするか、筆記用具は何にするか、匿名がいいかなど些末なことを考えていたが、ファンレターを書く上での基本的な“姿勢”が大切だと気がついた。それは若い頃のように、なんでも激情に走ることは避けるべきだと思ったのだ。
若い頃はよく、感情の赴くままに突っ走ることがある。自分もそうだったが、ラブレター(恋文)でも絶交状でも激しい内容になりやすい。まるで火山が噴火するみたいだ。ラブレターではやたらに「死にたい」とか、絶交状では「呪い殺す」などの凄まじい言葉が出てくる。そうなると、あとでいくら後悔しても始まらない。
そういう激情の噴出ではなく、本当の友愛や好意はもっと穏やかで、長続きするものではないだろうか。激情に走ると、ラブレターも絶交状も短時間で仕上がる。そうではなく、長い時間をかけてゆっくりと仕上げたいものだ。なんだか理屈っぽくなったが、ほのぼのとした余韻が残るようなファンレターにしたい。
ということは、30分や1時間で仕上げるのでなく、数日、いや1週間ぐらいかけて手紙を書いてみたい。それが憧れの女性に対するファンレターだが、その方が夢やロマンが湧き上がるだろう。あの頃、20歳ぐらいだった女優ももうじき70歳、古希を迎えられる。末永いご活躍を祈念したいものだ。(2015年1月31日)


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