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鳥沢駅から高畑山、倉岳山をめぐって梁川駅へ春の山旅(2018年4月4日)

2023-03-31 09:04:43 | 中央線・富士急線周辺の山

なかなか山に行く暇がない。かわりに庭の野草の花を写真に撮って楽しんでいる。

今日は、午後少し時間がとれたので、この季節に行った山の記録を投稿してみる。

2018年4月4日に中央線の鳥沢駅から高畑山と倉岳山を歩いて梁川駅に戻った。

春らしい風のない暖かな日だった。

中央線沿いのここらの山は足の便がいいので助かる。

この日も駅を出たのは9時50分ごろだった。

鳥沢駅は、駅らしくない近代的な箱型の建物になっていた。

 

駅を出てから甲州街道を500mほど東に歩くと右手の道にはいって踏切を渡る。

 

途中に石造りの動物が並べてあった。石屋さんが商売物を並べているのだろう。

 

2度ほどT字路を右に折れて、桂川を橋で渡った。

 

小篠の集落から山に入るところには動物除けの柵があった。

 

谷に入るとすぐにため池の堰堤があり、サクラが満開だった。

地図を見ると小篠貯水池とある。河岸段丘にある小篠の集落の貴重な水源地なのだろう。

 

ため池からおよそ1kmほど沢をさかのぼると分岐があった。

まっすぐ行けば高畑山と倉岳山のあいだにある穴路峠にでる。

私は、右におれて高畑山から北にのびる尾根を巻くようにして登るルートをつかった。

 

このルートは歩きやすくてなかなかよかった。

 

尾根の西側をまいていくとちょっと広いところがあった。

 

その奥からいよいよ尾根にとりつくのだが、その標識に「仙人小屋跡地」と書いてあった。

仙人みたいな人が住んでいたのかなぁ?

 

まだ木の芽が広がらない見通しのいい尾根道を登っていく。

 

12時13分、最初の山頂、高畑山982mに到着。

標識には「秀麗富岳十二景9番」と書いてあった。

 

木に囲まれているが山頂は少し広くなっている。

日差しが暖かくて気持ちがいい。

 

そしてその一角から雄大な富士山が見える、よ~く見れば見える(笑)

この日は霞がかかって写真にはほとんど写らなかった。

 

山頂から穴路峠にむかう尾根にはヤマザクラやツツジが。4月はじめの山の楽しみだ。

 

これはキブシの花だろうか。

 

穴路峠にくだる手前のピーク。天神山というらしい。

 

中央線をはさんで向かい側、つまり北側につらなる扇山(右)と百蔵山。

 

天神山から北側に急下降するとそこが穴路峠。

高畑山や倉岳山と続く山なみには桂川流域の村と秋山川流域の秋山村を結ぶ峠がたくさんある。

 

午後1時26分、2つ目の山頂、倉岳山990mに到着。

峠から標高差140mの登り返し。

 

ここも秀麗富岳十二景の一つなのだが、高畑山とセットらしく同じ9番となっている。

 

でも相変わらずの霞で、こんどは肉眼でもなかなか見えない。

 

ヤマザクラやツツジを楽しみながら次の峠、立野峠へとくだった。

今日は、ここから北にくだって梁川駅にむかう。

 

峠からくだって沢筋に出てしばらく歩くとカタクリが咲いていた。

 

透明感のある薄紫の花弁を大きくそらせていた。

 

途中に水場があったが、残念ながら飲用には不適と書いてあった。

 

ネコノメソウの仲間。

 

峠から1時間あまりで立野集落から登ってくる林道に飛び出した。

 

ふたたび桂川の橋をわたって北岸にある梁川駅へと戻る。

川の両岸は芽吹き始めのまだ緑にならない若葉が輝いていた。

橋を渡れば駅は目の前。駅には午後3時12分に到着した。

 

 


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