毎日が山のこと

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三頭山(大茅尾根から・2017年5月4日)

2023-07-05 12:56:44 | 奥多摩・奥秩父

6年前の5月4日みどりの日、新緑を求めて上野原からバスで入って三頭山に登った。

 

一般的には、バスの終点、鶴峠から登るのだが、私は、大茅尾根を使ってみようと考えた。

 

上野原8時10分の鶴峠行きは増発で2台。連休とあってバス待ちの人の長蛇の列。

このころはまだ南口は開設していなかった。

 

私は鶴峠の手前、飯尾で降りて、大羽根峠から大茅尾根にむかった。

地理院の地形図には途中まで破線が入っているが、登山地図にはコースとして載っていないのでバスを降りたのは私1人。

 

まずは古い西原の集落を結ぶ古い峠道を大羽根峠へ。

今は使われていないので沢筋では崩れていたり、峠の切通しも倒木が放置され、斜面の土も崩れていた。

 

尾根に取りつくと巨木が2本あった。樹種はわからない。

 

こちらはモミだろうか。

その後は笹をつかんで登るような急登。

 

すぐに伐採跡に出て向かいの坪山が見渡せた。

 

954mの三角点(大羽根山の標識あり)からはゆったりとした落葉樹林とアカマツの混じった尾根を登る。

 

なかなかいい雰囲気だ。

 

足元には無数のスミレ。目の前にはミツバツツジ。

 

落葉の深いところでは足が埋もれてしまい、水の中を歩くように歩く。

 

いい尾根だ。取りつきさえ工夫すればいい登山コースになると思ったが、そうならない理由がかなり登ってわかった。

 

笹尾根に近づくと岩場の急登になり、疲れた足にこたえた。

そのあたりにはミツバツツジもちらほら見られたのだが、結局飯尾から笹尾根の大沢山まで3時間かかってしまった。

これではなかなか一般コースにはなりにくいだろう。

 

大茅尾根は大沢山で笹尾根と合流する。

私が妙なところから登山道に出てきたので、笹尾根を歩いてきた女性がびっくりしていた。

一般道に出たとたん多くの登山者と出会うようになった。

 

大沢山から三頭山にむかって下るとムシカリ峠に避難小屋がある。

そこからひと登りで三頭山山頂だ。

 

三頭山山頂は多くの登山者でおおにぎわい。そこで昼食休憩。

 

残雪をまとった富士山を眺めることができた。

 

檜原都民の森から登ってきた家族連れなどもたくさん。

 

淡い薄紫のタチツボスミレがたくさん。

 

たくさんあるベンチもふさがって、地面にシートを広げているグループもあちこちに。

人混みを離れようと20分ほどで下山開始。

帰りは、笹尾根を少し歩いて槙寄山の西原峠から郷原にくだる。

 

西原峠は、上野原側の郷原と秋川の数馬を結ぶ峠、笹尾根の十字路だ。

 

峠から下りだすとヤマザクラがあった。

 

ミツバツツジも。

 

里山は春爛漫。

 

新緑のパステルカラーがすてきだ。

 

里が近づき、獣除けの柵があらわれた。

 

ヤマツツジ。

 

郷原の集落に到着。

 

 

春の山里はやわらかな色合いに満ちていて、心が洗われる。

 

あちこち写真を撮りながらバスを待つ。

 

三頭山からの帰りは、休日なら都民の森からバスがでる。笹尾根を歩く人でも数馬に下る人が多いのだろう。

郷原のバス停でバスを待ったのは私一人だけだった。

 

 


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