錦町上沼田の隣の集落、神明原(しんめいばら)。隣と言っても、上沼田との分岐点にあたる下沼田から車で更に5分程度細い道を進んだ先にある。途中は小さな滝があったり、かつての田であろう(石垣や棚田がうっすらと残る)杉林があったり。
昔々、上沼田神楽は、神明原集落の人と一緒に継承されていたらしい。時代の流れとともに神明原の若者が少なくなり、上沼田のみで継承することになったとか。現在では上沼田ですら人がいないというのに・・・。
この神明原に立派な神社があると聞き、行ってみた。ここの住人は全て集落を離れたと聞いていたけど、帰省している家があったようで、家の片づけやら布団干しやらをされていました。
神社はと言うと、失礼ながら「こんな山奥にまあ」という立派な造り。裏には社殿までこしらえてあり、地域の信仰の厚さが伺えました。
集落の人がいなくなると、いずれこんな神社の守りすらもできなくなるんだろうなー。そんな集落は、数多くあるだろう。うーん。時代の流れとはいえ、何とかならないもんかねー・・・。