岩国市錦町の上沼田地区。
古くから神楽が伝わるこの地にも七不思議はある。
そのうちの一つが、「鳥居のない神社」だ。
昔は上沼田地区だけで4、5社くらいあったらしいが、今は一つに合祀されている。
そのいずれにも、鳥居はなかったとのこと。
神社という神域の一つの要素でもある鳥居がないというのは珍しく、この上沼田地区がどういう風習だったのだろうかと疑問に思うところだ。
今年、ついにその七不思議の一つが崩れる。
地区の皆さんの熱意により、鳥居を据えることに決まったためだ。
栗の木を切り出し、一冬乾燥させてきた木材が神沼田神社に到着していた。
これから地元の大統領(大棟梁)により設置作業が行われ、今年の秋祭りには晴れて鳥居が拝めると思います。
高齢化、過疎化が進む集落ではあるけど、こういった前向きな話題、考えは嬉しいですね。