山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

復活

2010年05月25日 19時53分00秒 | 上沼田神楽

上沼田神楽は、一時途絶えていたという。
高度成長期や豪雪等により地区住民が少なくなり、時代の波に消えようとしていた。そんな時、地区の若手(当時)が立ち上がり、再興を目指したという。昭和52年頃の話だそうだ。

現在まで道具を揃えるには、大変な苦労があったように聞いている。そのお陰でこうして舞うことができるわけです。
でも、全ての演目を復活させたわけではなく、保持の状態が続いていた。そんな中、ここ数年でも「芝鬼人」と「薙刀舞」を復活させており、今年は次の復活を・・・と思っているところ。
現在も舞われていない演目は天の斑駒、天の岩戸、天孫降臨、五郎の王子の4演目。
さて、どれから取り組むか。。。
画像は、3年くらい前に復活した「芝鬼人」。春夏秋冬を舞い詠う演目だ。

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一方、他の団体でも演目復活が活発だ。
県指定の無形民俗文化財である白羽神楽では、日本刀、天の磐戸など、毎年のように復活させている。若手が熱心に取り組んでおり、将来性的にも期待できそうだ。
画像は昨年復活させた天の磐戸。

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更に、団体自体を最近復活させたところもある。
東谷神楽は、平成14年くらいに復活。地区の古老の方から指導を受け、昔の舞いを着実に復活させている。衣裳等も自分たちで手がけたものもあると聞く。
どこも、それぞれの神楽に誇りと自信をもち、楽しみながら伝承活動に取り組んでいるようです。
画像は「ないぎ柴鬼神」

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