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近附和歌山の説明会に行ってきました

2015年09月02日 | 受験関連

今年の大学進学の実績はいつもよりトーンが落ちていましたが、

それはあえて難しい大学にチャレンジしすぎたといっていました。

チャレンジすることはいいことです。今は私学といえども

何百名の中から選ばれるという時代は終わりました。

今から話すのはまだYANO塾で私学中学受験を始めた頃

の話です。

一人の6年生の女子が塾に入ってくれました。

6年生から近附の中学受験は無理と他のいくつかの塾に断られて、

うちにたどりついたお子さんです。

入塾テストをしてみると、普通のレベルの問題でも70点ほどしか取れません。

平均的レベルですが、本人の受験に対する熱意が強かったので、

とにかく始めることにしました。

すると半年くらいたってシンシンドウの算数のテストが偏差値60を越えだしたのです。

今まで解けなかった難問が解けるようになってきました。

国語は偏差値で言うと50くらいでしたが、算数は冴え渡りました。

また理科にも興味があって、たった一人の受験生でしたが、黙々と一緒に

勉強しました。

当時の受験生はなんと近附中でも500名は超えていました。

その内の80名定員でしたから、難関です。

ところがその生徒さん、面接のときに(当時は面接もあったのです。)

将来の目標をケーキ屋さんと答えたのです!

質問をした先生もさすがに目を丸くして、ケーキ屋さんになるんだったら、

近附にくることもないと言われたそうです。

(なんてひどい!)

そのときに私は彼女にもしその受けこたえでおちるならそんな学校は

こちらから願い下げだ。ぼくも少し憤りました。

結果はあに図らんや、合格でした。

もちろん合格して本人は喜んで進学しました。

中学になってからも時々塾に来てとても楽しい学校で

気に入っていると言っていました。

あの面接のことも吹っ切れたのですね。

最近は少子化で近附も中学受験で500人の受験者を超えることは

なくなってしまいました。現在は200名少しですから、半減以下です。

それが実情です。ですから、上位は別としてきっちり勉強すれば、

合格は以前ほど難しくはありません。

 

最近は本当に予備校が潰れる時代でもあります。それだけ

若年人口がどんどん減ってきているのです。

デフレ時代で手堅く通える大学に無理せず通うというのが

主流になりました。以前のようにたくさんの大学の学部を合格するまで

受けるという無謀なこともなくなってきました。

受験料も高くなり、たくさん受けるとなると、交通費や受験料も馬鹿になりません。

以前のような受験バブルの時代はもう終わったのです。

これはあらゆる学年でその傾向が顕著になっています。

ですから、上を目指すして目標校に合格するというのは

以前ほど難しくないのです。

また入学した時の偏差値はやはり大切ですが、

勉強の仕方では入った時は低くてもいくらでも

伸ばすことは可能です。

そういうことをふまえて長い目でじっくりと

教育の成果、学習の成果を見てあげることが

親にとって特に大切だと思いますね。

さて、現在の中1生から新制度の大学入学制度が適応されます。

それが教育改革の2020年問題ですね。

より受験内容が思考力や表現能力や解決能力や

複合型の教科の試験が当たり前の時代になってきます。

そろそろ勉強の質を変えていかないといけない時代に

差し掛かってきましたね。こういう新しい入試制度の

対策もこれからが本番になってきます。

学校も塾もそういった新しい制度にあった学力を

みにつけることのできるカリキュラムが

必要になってきます。

このことについては今後また詳しく書いていきます。

 

 

 

 

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