塾を探す目的というのは、
入試に向けてというのが
一番多いと思います。
将来中学、あるいは高校・大学のために
本人にあったところに通わせたいので、
初めて塾を探す方もいるでしょうし、
すでに塾に通っているが、
現在通っている塾が合わないから、
新しい塾を探す方もいるでしょう。
さて本題に入ります。
良い塾の条件というのは
いったい何でしょうか。
それはやはり指導する「人」が
しっかりしていることだと思います。
多くの保護者や生徒に支持されている先生は
「人」として魅力があります。
これは、勉強だけにかかわらず、スポーツや芸術でも同じです。
コーチが変わるだけで、伸びがかわってくるというのは
よく聞くことです。
生徒を伸ばす教師やコーチはしっかりとした
揺るぎのない指導方法を持っています。
その指導方法が、子供に合えば、
自ずと学力は伸びてくるものです。
塾の指導というのは、個別指導でも一斉の授業でも
① 指導内容を教える
② 指導内容が定着しているか課題を出し取り組ませる
③ 課題に対して評価する
④ 課題が未達成のときはさらにフォローする
この①〜④ を繰り返していきます。
① においては、教え方が上手な先生につくと、
大変わかりやすく楽しく学べます。
新しいことを学ぶ際に、単元の一番大事なところを
しっかり理解できれば、
勉強に流れができて、勢いがつきます。
勉強が楽しくなってきます。
② は生徒にあった課題であることが大事になってきます。
その課題が易しすぎても、難しすぎてもよくないです。
( 私の塾では、入塾希望のお子さんに
入塾テストをしています。
お子さんの問題を解くスピード、
問題をどこまで読み込んで、どこで躓いているかを
つぶさにみます。
面談では、テストの結果をつぶさに見ながら、
塾で勉強をスタートするなら、この単元から
スタートしましょう。
また、読解問題のここが弱いから、
この部分からスタートするといいですよ。
とか、いろいろなアドバイスをします。
そのことによって、塾での勉強のスタートを
スムーズに進めることができると思います。)
③ 課題に対してどのくらい頑張ったか評価されることが、
次への励みになります。小さなステップをクリアーしていくことが、
大切です。また努力した時は、ちゃんと評価します。
これが子供にとってはとても重要なのです。
④ はとても大切です。不十分な単元を復習させたり、
不明な点をきちんと理解しておくことがその後の学習に
大いに役立ちます。
実は、塾に通っているのに、なかなか成績が伸びない
と悩まれている方が多いのは事実です。
そのお子さんは残念ながら、①〜④までの
どこかでうまく回転していないのだと思います。
うまく回転しているかどうかは、塾用のノートを
見ればわかります。ノートに書かれている字や線が
乱雑なものはいただけません。
また式を丁寧に書いていない。
図形問題なのに、図形を描いていないのも
よくないです。
塾に長く通われていても、なかなか
結果ができないと心配な方は、
お子さんの塾で使っているノートを見てください。
ノートが乱雑な場合だいたいは勉強がうまくいっていない
場合が多いです。
次回は塾の面談についてお話します。