
この春から近附中に合格し、進学した生徒を教えています。
近附中のテストそのものはそれほど難しくありません。
進度も最初は緩やかですし、問題のレベルもそれほど
難しくはありません。
夏を過ぎてくらいから、スピードが加速してきます。
学期ごとの総合成績表を見せてもらうと
200名ほどの一学年の生徒の上位の生徒と下位の生徒の
成績の差が恐ろしく開いています。
上位50位くらいまでに入っていれば
そう心配することはないでしょう。
毎回の成績が出るので、自分がどの位置にいるかは
一目瞭然です。
公立中学の進度と比べても
意味はないかもしれませんが、
近附は公立中学の倍のスピードで
進んでいきます。
理由は簡単です。中学2年間で
中3までの内容を終わらせたいからです。
教えるスピードが早ければいいと
いうわけではありませんが、
無駄にゆっくり進んでいても
数学を学んでいく醍醐味は味わえません。
大概の私学では、
数学を図形分野である 幾何 と
式の展開などをあやつる 代数 に分けて
指導するので、効率的に指導できるという
メリットがあるのだと思います。
数学は中学までの内容なら頑張れば
必ず理解できるようになるし、
ちゃんと身につきます。
それはなぜかというと、中学の内容というのは
数学の土台で大切なものといったら
①関数系の問題(比例・反比例、関数)
②方程式・不等式・連立方程式
・二次方程式などの文章題の応用
③面積・体積の求積・図形の相似
・合同の証明
くらいしかありません。
最近は統計・確率も入ってきますが、
中学の間は、まだそれほど
難しくありません。与えられて課題を
確実にこなしていけば、
中学数学は克服できます。
ただ問題があるとすれば、
きっちりとした計算力が身についていない、
あるいは、緻密に問題文を読んで
理解することを小学校の間に
身につけていなかったら、数学は悲惨です。
それでも中学校の間であれば
取り戻しは可能です。ただそのまま行ってしまうと
高校になると残念ながら取り返しがつきません。
そのあたりがご心配であれば
ぜひご相談ください。