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個別指導で中高一貫校対策は可能か その1

2022年01月24日 | 中高一貫校対策

少数精鋭で受験を指導をしている塾の中でも、

YANO塾の中学受験対策は生徒の学力に

応じた指導を続けて結果を出してきました。

個別指導の中学受験対策、

今となっては珍しくありませんが、

実はYANO塾は20年前から、

私学中学受験対策、

公立中高一貫校対策の個別指導を進めてきました。

指導期間にかかわらず確実に中学受験に

合格している秘密はどこにあるのか。

今日はその中学受験において合格に導く

指導方法を隠すことなくお話します。

 

 

少数精鋭で受験指導をしているYANO塾は

塾としては個性的な存在です。

 

中学受験対策において、長年に渡り、

生徒一人ひとりに対する教育を考え、

実践してきたという経験と実績があります。

 

本来、教育というのは、

パーソナルなものです。

生徒一人ひとりが求める指導や

一人ひとりに適したアドバイスが

子供の学力を伸ばします。

 

子供はだれでも伸びる芽をもっています。

その伸びる芽を大切にしながら

人として成長していくには

まわりの人の温かい眼差しが必要です。

 

中学受験の準備は、理想的には

4年生から始めるのがいいと思います。

植物を育てて実をつけるまでには

長い年月が必要です。

 

ことわざにもあるように

桃栗三年柿八年といいます。

八年はさすがに待てませんが、

あらゆる習い事において、

3年間集中して継続すれば

必ず成果は出ます。

 

中学受験は一般的には、

一定のカリキュラムのもとで

進めていくのが理想です。

 

授業は一斉授業でするのが、

沢山の生徒を扱えるという点においては

とても効率的です。

しかし、その効率はあくまで経営者側の

採算から考えた効率です。

 

個別指導での中学受験対策は非効率でしょうか。

いいえ、そんなことはありません。

むしろ、中学受験のための勉強を進める上で、

無駄がない学習をすすめることができます。

 

私は生徒一人ひとりにたいして、

その生徒の学力に応じた

柔軟で弾力的なカリキュラムを立てて

授業を進めていきます。

 

子どもたちの理解力や学力の伸びは

さまざまです。

 

早熟な子供は4,5年生でも

どんどん伸びますが、

そうでない子供もいます。

成長は関数のグラフのように

直線的なものではありません。

つまり伸びは一定ではなく、

グニャグニャした曲線です。

それこそ人間なのですから、

当然なのですが、伸びが鈍化したり、

下向きだったりしたときに

どんなアドバイスをするか

それは指導者にかかっています。

 

5年生というのはとても

大切な学年です。

それにはわけがあります。

5年生はもっとも多感な時期なのです。

自我がしっかりしてきて、

自尊心もでてきて

自我が固まってくる時期です。

 

反面、反抗期の時期でもあります。

とても親からしたら、

やりにくいときがあります。

最近はいわゆる反抗期の

全く出ない子供もいるそうです。

それは、それで問題ですが・・・。

その時期に子供が勉強や読書に夢中になると、

学力の伸びが全開します。

 

私の塾に4年生で入ってきた塾生で

5年生の段階で

6年生のハイレベルなテキストを

終わらせてしまう塾生がいます。

彼らを見ていると、国語力も高く、

あらゆることに落ち着いて取り組める

個性を持っていることに気づきます。

 

算数の問題を考えることが楽しい、

難しい問題を解くのが好きと言い始めます。

特に図形問題の難しいものには目を輝かせます。

難問が解けたときに目がキラキラしています。

 

では、私が彼らにものすごく

勉強を強いているかというと、

まったく反対です。

 

彼らは勉強以外の他の習い事も

続けていますし、

指導そのものも、

全く無理をさせません。

宿題もそれほど多く出しません。

しかし、偏差値付きの学力テストで、

満点近い点を取ります。

テストのストレスもなく、

むしろテストさえ楽しんでやっています。

勉強そのものが楽しい様子です。

 

彼らは、勉強にストレスがないのです。

授業中も、いつも笑顔で、にこにこしています。

たまに難しい問題が解けないときは、

私に質問してきますが、

ヒントを上げることで、

さらにじっくり取り組みます。

 

それでもわからないときは、

予備問題のプリントを渡して、

その単元を十二分に時間をかけて

わかるまで、付き合います。

できるようになったら、

本人も嬉しそうですが、

そこで、生徒を褒めます。

この生徒の場合のイメージグラフが、下のグラフです。

赤のグラフがこの生徒の上昇グラフです。

 

 

  

5年生の段階で学習がうまくいくと、

6年生になってからの伸びが

さらに急上昇していくのです。

その伸びの起点を

私は学習のブレークスルーと呼んでいます。

一番のポイントは彼らに学習のオーバーワーク*を

させていないことが、伸びる秘訣だと思います。

 (*オーバーワーク=無理な学習、宿題)

 

中学受験のコースに入って、毎日

ガチガチに組まれたカリキュラムの

大量の宿題をこなさないといけない。

 

親も四苦八苦して、

子供ができない問題を手伝いながら

勉強させているとしたら、

それは、悲劇でしかありません。

 

あくせく大量に勉強しても

脳がその勉強を喜んでいないなら、

脳にとってはその勉強は

栄養にはなりえません。

 

薬も大量に摂取すれば、

毒になるのと同じで、

勉強のやりすぎ、

オーバーワークというのは

子供の脳細胞を破壊してしまいます。

 

子供の本来持っている勉強に対する興味を

失わせてしまいます。

 

実は、わたしの塾ではまったくそれとは

反対のことを実践しています。

つまり、多すぎる量の勉強をさせない。

問題を厳選して、良問を出題すること。

 

生徒が難しいと感じる問題は

基礎にさかのぼって、

さらに掘り下げ、

一緒に問題を解くのを

楽しむ。

 

(私も楽しんで教えます。)

勉強を楽しむ事のできる子が、

真に伸びる子供なのです。

 

では、次回のその2では

「勉強以外の習い事や趣味に

打ち込むことでの効果について 」

お話します。

 


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