緊張しないようになるにはひたすら、
日頃から問題を解いている時にシュミレーションすることが
大切です。これはイメージトレーニングですね。
いままさに問題を解いている時にまわりに他の人がいて、
そういう中で問題を解いているというイメージを持つことです。
またストップウォッチを机の上において、時間を図りながる
問題を解くのも効果があります。
日頃の勉強は時間など関係なく、解けるまで無制限に解いていいわけですが、
なにしろ、入試では時間が限られています。
ですから、塾でもストップウォッチやタイマーは10個以上おいてあって
いつでも使えるように前においてあります。
きのう保護者から近附の新ADに合格したと連絡がありました。
受験後、数学の問題ができなかったと言って、落ち込んでいたそうです。
実は合格する人のほうが、試験後の落ち込みはよく見られます。
むしろ、「できた!」と言っている人のほうが落ちることが多いのです。
しっかり問題が解ける人は、むしろ解けなかった問題が
気になって気になってしょうがないのです。
皮肉なものですよね。
そのくらい解けなかったことに拘れる子供さんのほうが
今後も伸びると思います。
私の塾ではどんなテストでも、自分の結果にたいして
客観的な分析をして、自分の今の不十分なところが
何なのか語ってもらいます。
自分の結果に客観的になれる
これが大切なのです。
これは昔の武将でも同じです。
「勝って兜の緒を締めよ」
勝っても奢らず、負けてもいじけない。
この勝負の後の気持ちが大切です。
それが新しい自分をつくっていく、また
さらに成長できる自分をつくっていくのです。
入試というのは負ける時もあります。
でも昔の戦国武将のように負けたから命をとられることは
ありません。
負けたということにこだわることなくいじけることなく
入試にまでに純粋に打ち込んだ自分をほめてやることも
大切です。
家族の皆さんはぜひ
そういう気持ちをもって
お子さんに接してあげてください。