今は焦っても何も解決できないので日記をつけます。
断捨離していたら、やっぱり家の中は宝の山です。
ほとんどの宝は自分にとってですが、少しは人の為に役に立つものもあります。
そこで、今、「よくこんな物があったな」と思うような物を記したいと思います。
最初はこれ。
何、この本。ある段ボール箱(ミカン箱)を開けると古い本とノートが入っています。父が若い頃、使った(学習した)物のようです。
発行が昭和14年、初版は昭和10年です。価格は三十三銭。
これでは高いのか安いのか全く分かりません。
開いて見ると、こんな感じ。
「教育に関する勅語」があり、少し先に進むと今で言う「まえがき」みたいな物があります。それが「青年諸君!」です。
漢字にはすべてルビがついています。ですので簡単に読む事が出来ます。
内容は今でも通じる(普遍的なものの)ような感じ。
ココだけでは軍国主義だったことは思えない。昭和10年発行だからでしょうか?
最初の4ページは漢字とカタカナの文章。青年諸君から本文は漢字とひらがなで書かれています。
良く中を見ると、全部で218ページ。ここで、え~と思う事に気付きました。
最初は青年諸君から、国語(または社会や倫理)の教科書のような感じ。
ところがそれは164ページまで。
では、165ページからはどうなているかというと、218ページから学習していくようになっています。
218ページから普通学科、数学の教科書になっています。
いやぁ、違う。目次を見れば良く分かります。
目次では大きく2つ。
Ⅰ修身及公民科
Ⅱ普通学科
で、Ⅰが①郷土(郷土愛)②敬神崇祖③我が家(家庭愛)④労働(その尊さ)
⑤健康(その尊さ)⑥研究(独創・工夫)⑦まごころ(至誠神に通ず)。
Ⅱが①郷土(自然・地理・生物、郷土青年の覚悟)②国語→いろいろですが、
習字、歌ごころ、作文、字引の使用法、漢字と漢文、笑い話、言葉の力など。
②数学は今の高校1年生までのレベル(数列や一部物理)まであります。
こうして見ると、自分が忘れたと言う事もあるかもしれませんが、
Ⅰの学習は今にない良い物があるように感じます。
最後のページの方を見ると、当時の日本の地図があります。
当時のことなので、満州国、台北(台湾)、朝鮮、樺太半島の半分は日本です。
そこには「列国主要兵器比較表」が掲載されています。
これって、歴史的資料としては貴重!?かな。
でも今の自分には要らないし、どうすっかな。
1冊くらい取っておこうか!?
ということで、大部分は廃品回収(ちり紙交換)行きの予定です。
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