今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

12月17日・参政権その2

2006-12-17 23:05:13 | 商店会長のコメント
教科書に載っているようなセピア色をした写真の中に超満員の観衆、聴衆の中で開催されている国政報告会、時局講演会の会場を写したものがあります。なぜ、あんなに人が集まり、あんなに熱気が溢れているのだろうと不思議に思い参政権、普通選挙について調べてみました。

女性が選挙権を得たのは昭和20年、たった61年前でした。それまでは女性議員どころか投票する権利もなかったのです。大正14年までは男でも一定額以上の納税者だけに政治に参加する権利が与えられていました。その前は士農工商の一番上に位置する武士階級の中のほんの一握りの人達に政(まつりごと)は押さえられていました。

民主主義の名の元に選挙という手段で国政を司る人達を自分達で選べる、このシステムを手に入れるまでに何人もの命が犠牲になったのか、男性も女性も、富める人も貧しい人も平等に選挙という手段に参加出来るようになるまで、どのような辛い思いをしてきたか、それを知ると、生まれた時から当たり前のように思っていた選挙、投票というものをもう一度勉強し直さなければならないと強く思います。

多くの人の汗と血で勝ち取った議員を選ぶ権利、この権利を行使するのに値する候補者の過去の経歴は、そしてその思考、考え方、先見性をよく見て正確に聞く、その思いがあの写真から伝わって来る熱気だったのです。その熱気に応え議員として責任感と使命感、自分の思いを正確に知っていただくことにより権者の付託を受ける事が出来る。こうして議員も育てられたのだ、と気付かされる写真です。

議員を呼んで話しをさせる場を作る事がまちづくり活動の第一歩のような気がします。その議員の応援をする場でなくてもよい、反対にその場で皆さんの付託を受けられなければ出直し、勉強し直す必要を感じ、淘汰されればよいのではないでしょうか。
コメント
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