骨太の方針では「地域コミュニティの担い手」と認められ、東日本大震災被災地の
復興では我々商店街のお仲間が先頭に立って頑張っています。商店は小さくて
弱くて、かわいそうだから商店街振興の旗を振っているのではありません。
「この土地はあなたのもので、この建物もあなたのもの、でもこの街はあなただけの
ものではない」、商店街の中でシャッターを閉め、貸すこともしない、そのような行為は
商店街を弱体化させコミュニティを崩壊します、いわば街に対しての裏切り行為だ、
という「社会常識」を確立したいと思っているのです。
商業地域の200平米以下の相続資産は「事業用資産の減免」で相続税が50%が
カットされますが、シャッターを閉めていて事業用資産といえるのか、私には疑問です。
借りてくれる相手がいない等、問題点はいくつも有ると思いますが、それに対しての
対応策はいくらでも有ります。
商店街対策を商業政策の枠組みの中だけで考えてはいけませんし、地域が地域の
独自性を打ち出すことを阻害する事の多かった補助事業の進め方と補助金を出す
だけの振興政策が成功したのかどうかを検証すべき時期に来たと考えます。