フランスのエスプリに嵌る (ドラマ)女警部ジュリー・レスコーにぞっこん!?
この所、多チャンネルの「The Mistery」のドラマ《女警部ジュリー・レスコー》が面白くて、嵌っている。フランスの地方都市が舞台で、小さな警察署の署長がレスコー。子供2人、別れた夫とも未だに家族として付き合っている。 なかなかの美形であるのが魅力である事は勿論だが、歯切れの良いタンカを切ったり、部下に対する小気味よい指示命令、決断の下し方、事件を解決に導く手腕が小気味よい。言葉がフランス語で、字幕付きのところが、言葉のイントネーションやフランス語独特の語感の魅力を引き出していると思う。 実は、それよりも離婚や不倫や恋や仕事中に私生活を入り込ませたり、恋や性に寛大な国民性が伺われて、モデルの恋人とのキスシーンを撮られても気にしないサルコジ大統領ではないが、これがフランス的エスプリかと感じられる所がこのドラマの人気になっているのではないか!?フフ(*^_^*)*画像は、優しい顔と容疑者を詰問する時のきつい顔。
バリといえば、京都と友好協定を結んで20年になるとのこと。お互いの良さに共通するのが、《職人芸》を大切にするところだという。パリの美術館でシンポジュウムを開いた時の、フランス高級ブランド・レオナールの社長が《京都の芸術のエスプリに共鳴》し、着物を作ったり、着物風ロングドレスを作ったりして本物が分かるファンを掴んでいるという記事を鵜呑みにして、てっきり洋服と思い販売しているという「バーニーズNY銀座店」へ出かけてみた(*昨日の銀座点景はその道すがらという訳です)。2階婦人服売り場で聞いたら、これではないかと教えてくれたのが画像のドレス。ブランドが(レナートニッチ)とある。確かに西陣風のシルクの織り、艶を感じさせたが腑に落ちないまま帰った。再度記事を読み返したらやはり違うようだ。伊勢丹本店、リステア東京店にもあるらしいので、気を付けて観てみようと思っています。
フランスの文化発信拠点といえば、神楽坂に「日仏学院」がある。フランス語講座や映画もやっている。生のフランス語が聞けて、心地良いかな…!?美人のフランス女性に会えたら幸せ…などと夢想している所であります。(*^_^*)
日本スローライフ協会で知り合った平野画伯の展覧会があるというので、ヨコハマ萬国橋ギャラリーへ行ってみる。
平野さんは、滅び行く歴史、風景や造形物の(廃墟の美学)に惹かれるらしい。今回は、廃墟ではなく名古屋大須の神社と滋賀の観音様を描いた作品で、長く人々の信仰を集めてきた喜びや悲しみ、願いの込められた歴史に魅せられたようだ。
鑑賞者からは、右手のユトリロを彷彿とさせる白壁の建物の佇まいがいい…という声が多かった。私も随分前になるが、パリのユトリロが画いたモンマルトルの坂の小径を歩いた事を想い出す。ユトリロが酔っぱらいながら、この辺りをうろついていたのかと想像すると独りにやりとしたものだった。あの辺りは、似顔絵を描く絵描きが多く、ゆったりした時間が流れる感じがあって、テラスのランチなんか楽しかった。
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「何でもかける」と家人に言われるが、七味唐辛子はひとふりするだけで多彩な風味が加わって料理が美味しくなる。好きなものは好きなのだ…この味は、女性には解るまい、なんて力む訳ではないが男性の方がファンが多いようだ。
この七味唐辛子は、江戸時代にそばが人気となり、日本独特の薬味として創作されたとのこと。唐辛子、ごま、陳皮(ミカンの皮)、罌粟(けし)、菜種、麻の実、山椒、など7種類の原料を使うことから名がついた。
関東は濃い口でそば文化、関西は薄口でうどん文化という違いがあって、関東は辛みが強く、関西の方が辛みより山椒の味が強いという。私は、一時関西に住んだことがあるが、京都、大阪の薄口にしばらく馴染めなかったことを覚えている。京都は「一味」が多かったと記憶に残っているが、七味の方が馴染める。
一寸、味にアクセントをつけたい時、和洋中問わず、焼き物、煮物、汁物に、と使い勝手が良いところが嬉しい。
東京では、淺草新仲見世通りの「やげん堀」が老舗として有名。お好みに応じて薬味をブレンドしてくれる。
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時々見る土曜日の「美の巨人達」。今回は、建築スペシャルと題して、美に関連した建築を取り上げている。身近にある横浜三渓園がシリーズの第1回。
繊維の実業家として横浜で大成功を収めた「原三渓」が造園した5万坪に及ぶ大庭園。桜の頃や紅葉の頃の観光スポットとして有名だが、実は原三渓の日本文化継承への情熱が、壮大なロマンを凝縮した施設なのである。
それは、明治初期の欧米崇拝思想が廃仏毀釈運動となり失われつつあった日本の伝統文化を守るアンチテーゼでもあったのである。私財を投げ打って、伝統建築を幾つも建てることが、日本の画壇に新風を吹き込む横山大観などの交流の場となり、時に泊まり込みで議論を戦わせるスポンサーともなり日本文化を育てる事にも繋がった。建築物には様々な遊び心あるアイデアや工夫を凝らしてあり、その隠し味は読み解く人々を楽しませてくれる。
こんな話しを聞くと、横浜三渓園…じっくりと楽しんでみたい欲求に晒される。
何とか解説付きで、タウンウォッチングする機会を創れないか…願望が膨らんできました。
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昨日、オーストラリアのビル・ロバーツの「羊毛の刈り取り」という絵を取り上げました。ロバーツの絵の具を勝手に持ち出して悪戯に絵を描いた(可愛い)少女を壁際に小さく描いて絵に閉じこめるという茶目っ気のエピソードもある…という謎解きめいたお話しをしました。その少女のクローズupされた一枚。捨てるに忍びなく、画像の続編として掲載してみました。(*^_^*)
「美の巨人達」~この一枚~ という番組が実に面白い。画家というモノは、得意と失意を繰り返し、独創を求めるが故に大抵は生前、経済的に恵まれないことが多い。この作家も野望と夢を追いながら、最後には人生の根底はそんなことにはないと気付くという物語でもある。
6/21の放映は、オーストラリアのビル・ロバーツ。オーストラリアは、100年に亘ってイギリスの植民地だったという悲哀の歴史を持つ。ロンドンからオーストラリアへ…、苦悩しながらオーストラリアに根付く文化、民族は(牧場に働く)ことに原点があると気付く。そして、描いたのがこの一枚、「羊毛の刈り取り」。汗くさい男の体臭と羊の毛が匂う、オーストラリアの大地を象徴する絵だ。 今、この絵はオーストラリアの誇りとして、国を代表する美術館に収まっている。ロバーツの絵の具を勝手に持ち出して悪戯に絵を描いた(可愛い)少女を壁際に小さく描いて絵に閉じこめるという茶目っ気のエピソードもある。
作者の人生ドラマや秘められた謎とき的解説がこの番組に光彩を放っていて実に楽しい。
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東京タウンウォッチング参加常連の夜半亭平野さん(横浜市在住)が「現代かながわ美術展」に出品されているというお誘いを戴いて、横浜大通り公園にある横浜市民ギャラリーに出かけた。
美術展とうたっているだけに、油彩(絵画)は勿論だが、陶磁器、染織、彫刻の他、鎌倉彫、能面、楽器(ビオラ)、版画など幅広い、個性的作品が出品され、いずれもしっかりしたタッチで丹念に制作されており、心情が伝わってくる様だった。昨日、趣味の話しを取り上げたばかりでしたが、時に、このような機会に触れるのは良いものです。
平野さんの作品は、横浜桜木町の貨物線踏切の風景を描いたもので、余り使われていない一寸寂しげな、しかしどこか人懐かしさの漂う、空気感!?が良かった(画像の作品はモダンなイメージもあるが、もう一つの作品がそんな印象でした)。
個性ある作品の中で、異彩を放っていたのが、古橋さんの「いろはうた」48文字を版画で創作した作品。同じ平仮名を使わないルールで創るという、それこそ(大趣味人)の域といえそうな風流な遊びですね。
それにしても、自作の創作道具(いろはパズル)といい、今風に言えば相当高度なゲーム感覚といった所でしょうか!? 作者の解説を聞きながら楽しむと一層の味わいが生まれます。
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閑話休題…TVを見て、趣味の絵画についての脱線。
この絵は、(炎の人)に変身する直前の頃の「ゴッホ」の古靴という題名のついた作品。「美の巨人達」というTV番組で遭遇した(この一枚)という味のある一品。この番組の面白さは、絵の背景にある作者の人生ドラマ、心情を絵解きしてくれる所。ゴッホが経済的に苦しい生活を送っていた時、支えてくれたのが画商をしていた弟。よく見ると、2つとも左足の靴。弟と一心同体という意味を表現したのではないかという絵解き。しかし、哀しいかな、フト漏らした弟の面倒見るのが大変だというひと言がゴッホを打ちのめす。失意の内にゴッホは死ぬ。弟は傷つけたひと言を悔やむ。皮肉なことに、死後、ゴッホの作品が脚光を浴びるのだ。…今も、2人の墓が並んでいるそうな。
…そんな、絵解きが作者の人生ドラマに想いを馳せて、なんとも言えぬ感慨を呼び起こす。急ぎ撮ったワンショットという訳です。
処で、「趣味」ということについて、私の尊敬する江川淑夫先生が、趣味と道楽の境目は紙一重、余り突き詰めないのがよい…とする。
『~あえて、余り巧くならない、余り知識を増やさない、妙に競争しないなど、ほどよく、成り行きと途中に浮遊することが、究極の趣味人であろう。…不完全を楽しめれば、立派な趣味人なのである』…と。
私にとって、好きな部類に属するのが絵画。趣味というにはお粗末な知識しかなく、少々コンプレックスらしきものを感じていたが、「あまり知識を増やさず、不完全を楽しむのが立派な趣味人」…というお言葉を聞いて、“目から鱗”でした。これからは気後れせず、いい加減さを楽しむことにしようっと…!
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蛇足 別の番組(世界遺産?)レオナルド・ダビンチの自画像を赤外線で投射したら、モナリザそっくりの絵が現れてきたという。あこがれの女性と自分を重ね合わせたのではないかという推理。実に面白いですねぇ。(*^_^*)
昨夜(2/28)BSを回していたら、禁酒法(1920~1933)時代のギャングの親分アル・カポネと戦うシカゴ警察の刑事チームの映画が映っていた。思わず惹き付けられて最後まで見てしまった。
というのも、カポネ役のロバート・デニーロと、若い刑事を助ける初代007のショーンコネリー…と来れば、絵になりますねぇ。裏社会の金力にモノを言わせるふてぶてしさと冷酷さを演じてみせるデニーロ、老刑事がベテランらしい読みの深さ、追いつめていく戦い振り…これくらい演技に年季が入ると(味)が有り、空気が違ってくるものだと思う。途中で前に見たなと思ったが、最後まで面白かった。朝、想い出す位だから結構入れ込んだらしい。
若い頃から洋画が好きだったが、大体がハンフリーボガードみたいな性格俳優といわれる渋めが好きだっように思う。近頃「イケメン」流行りだが、どうも薄っぺらな感じがしてならない。しかし、マテよと思う。先日見た「題名のない音楽会」(出光提供)で、揃ってお洒落なイケメンが美声を響かせたりするのを見聞きすると、これも又悪くありませんでした。好き嫌いも時代によって変わるモノですね。(*29日記)
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またも筆休めでテンプレートから気に入った画像を頂戴(怠け癖は恐ろしい!?)。ジャズというカテゴリーにあった画像。ジャズ=カフェ…何て、郷愁を誘うカフェ文化だったなあ…と思う。作者もそんな想いか!?
さて…、街の独立系喫茶店が壊滅状態の中で、ドトールとスタバの躍進が凄い。対比してみると、ヨーロッパのバールにヒントを得たという経緯もあり、「ドトール」はヨーロピアン、「スタバ」はシアトル発祥ということもありアメリカンの匂いがする。NY的と言っても良いのでないかと思う。
これにファッション系のカフェやホテル系のカフェが加わって、今や「カフェ文化」花盛りの時代だ。街の喫茶店を想い浮かべてみると、一様に暗いイメージがある。又、男性っぽいことに思い至る。今、男性は、マンガ喫茶やインターネットカフェへ行き、明るいイメージ、都会的イメージのカフェは女性が主役だ。
飲食店で言えば、客単価云々より、先ず女性ありきで考えなければ話にならない時代だとつくづく思う。
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