東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

「脱・予定調和」続・俺の割烹の秘密

2014-04-29 20:25:47 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
「脱・予定調和」続・俺の割烹の秘密

前回(4/2)秋元康流の常識破り発想と重なる「俺の…」シリーズのことを書いた。ドラッカー勉強会メンバーで、懇親会の「収穫逓減の法則」にテコ入れすべく、今評判の銀座「俺の割烹」へ河岸を変えてみた。
割烹というイメージとは異なり、ジャズの生演奏とヴォーカルが入ったり、騒然とした居酒屋的雰囲気に意外感を覚えました。その他に、高級食材メニューの安さの理由もかいま見られた様な気もしました。原価率を上げ、回転率を高める(2時間入れ替え制、一晩4回転)というシステムの他に、鴨ステーキ×フォアグラ=800円とはビックリ値段…だが、“極めて量が少ない”ことに隠された秘密があるのかも…!?などと思った次第です。それにしても、割烹、フレンチ、イタリアン、やきとりの他に、いつの間にか焼肉ができているし、更に「おでん」も間近らしい。職人の修行用に最新の厨房を作ったり…と、とどまるところを知らない成長ぶりだ。ここまで来ると、今やイノベーションの成功モデルと言うべき、 “新・立ち食い文化”というジャンルかも知れない。
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「新・飲みにケーション」 3Tで行こう!

2014-04-21 20:26:28 | 「経営コラム」
「新・飲みにケーション」 3Tで行こう!

  ドラッカー勉強会終了後、いつも同じ店での懇親会が恒例になっていた。メンバーの一人から(収穫逓減の法則)が働いてチト飽きがきた。場所やメンバーを変えていこう…と提案があり、
今月は常識破りの「俺の…」シリーズで「割烹」の店に行くことになり、一寸高揚した気分の反応が拡がっていたところです。
 そこで、飲みにケーションの価値を考えてみた。メンタルヘルス(心の健康)アドバイザーによると、参加したくなるコミュニケーションの場は、3T(楽しい、タメになる、トクになる)だという。ナ~ルホド! …そこで提案、「共通するテーマ」を肴に意見をたたかわす」というのはどうだろう。今回の集まりは、ドラッカーを軸にしている。だから、やはり「経営」に関することがいい。「製品のリーダーシップとは」? 「シェア2番手、3番手辺りが絶好のポジショニングという考えは本当か?」、「知識労働者の性格によって、成果は質と量の面でウェイトが異なると言うが具体的には!? …など浮かびました。いかが!?
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脱・予定調和

2014-04-02 21:08:18 | 「経営コラム」
「脱・予定調和」

「脱・予定調和」といえば、
秋元康氏の代名詞と言っても良い。予定調和とは、平たく言えば予想した通りの結果に収まる…みたいなことらしい。“脱”とは、予想外のことをやってみせる事を指す。
 その予想外のことを発想し、実行して見事繁盛モデルを生み出したのが「俺の…」シリーズ。月1回のドラッカー勉強会を終えた後の懇親会をここでやることになり、ナルホドと思われる学びがあった。
「美味しい店は人を満足させる。しかし、回転は低い」、一方「低価格の店は、人を惹き付け客数は多い。…が味は落ちる」…ならば、美味しい店で、低価格なら成功するのではないか…と考えたという。この業態を思いついた発想は、まさに脱予定調和だ。フレンチで一品2.000円メニューが1.000円で食べられたらお値打ち感はハッキリ分かるだろう。では、客数と回転をどう上げるか? なんと、飲み放題の店によくある2時間制からヒントを得た!?か、4時、6時、8時、10時の入れ替え制で、基本は“立ち食い”、1/3ある着席は予約制で早くから満席…どうです! 美味しい料理をリーズナブルに食べられてお客様に喜ばれ、かつ繁盛モデルを作るには、“常識に外れた発想”と“仕組み”があるンですねえ。感心するのは、予約のシステム…「10分過ぎるとキャンセル」となる。これは、店にとって、ムダがなく余計なイライラもない、お客にとっても、取り消しの神経を使わなくて済む。お互いストレスが溜まらない。その他、ジャズの生演奏がある、銀座8丁目にフレンチ、イタリアン、割烹、やきとりの店を集中させている、全国から集まる職人の独立心を刺激する、など独創的工夫がされている。ここにも脱・予定調和≒イノベーションの成功をみる思いだ。

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