東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

タウンウォッチング 「酒とつまみと女にやみつき」立飲みや変身

2007-02-15 21:47:41 | 横浜・川崎・横須賀
 最近立ち飲み酒場が変身しているという。言わずもがな、女性の進出だ。ひと頃「オヤジギャル」という言葉が流行ったが、既に死語の感じ。OLの多い銀座辺りだけでなく、横浜でも女性客で賑わっている店があるというので行って見た。西口のゴチャゴチャした飲食・遊び街の一角にある「ちょいのみや」(画像)で、店長、接客が全員若い女性で、店も割と清潔で女性にも受ける内装、BGMがジャズで、(元気な女の店ですよ)という触れ込み。(ちょいのみ)というネーミング、(酒とつまみと女にやみつき)のコピーは中々に憎い。
 5時早々に立ち寄ってみたが、はや、ほぼ満席。眺めるとお客は全員オヤジじゃないか。店の子に聞くと、OLは少し遅い時間にグループでやってくるという。オヤジ共は、嬉しそうに話しに割り込んでいるらしい。立ち飲みは隣同士で直ぐ言葉を交わせる気安さが持ち味。良いじゃないですか。
 国際フォーラムに近い「TOKIA」ビルに大阪の立ち飲みやが入っているが、こちらは「真性立ち飲み」って処。サラリーマンで大いに賑わっている。仕事で時間に追われる一方のサラリーマン、OL、中年の管理職にとって(肩の凝らない)一寸レトロな、人肌を感じさせる飲み屋は(心の故郷)として生き続けるだろう。
(画像をクリックすると拡大して見られます)

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タウンウォッチング 豊洲のレトロ鮨や大繁盛

2007-02-14 23:14:25 | 豊洲・船橋
三井不動産がららぽーとタイプのショッピングセンター(SC)を相次いでオープンさせている。ここ数年、ブランドもののディスカウントSC「アウトレット」の開発が目立っていたが、東京ベイららぽーと(船橋)で積み上げた、専門店主体のSC成功のノウハウを、準都心の豊洲、川崎、柏の葉、横浜と展開。豊洲は都心に近く、開発エリアも広く、文化性を折り込んだ新しいタイプのSCで、掲げる「ライフソリューション・コミュニティ」の中核を成す。
 写真は、「イムスクラブ」(タウンウォッチング研修のグループ)で、ららぽーと豊洲へ行ったとき会食した(レトロな雰囲気)の鮨やさん。社長さんの発案で、戦後の築地市場のイメージ(看板に注目)を演出に取り入れ、金を鳴らして特売風のイベントを挟んだり、入れ込み風のテーブルも戦後派的だ。大いに繁盛している。
 過去の体験が、懐かしさと共に、現代と融合させ、形を変えてスパイラルに再現するところに成功のコツがありそうだ。
(画像=写真をクリックすると拡大してみられます)
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銀座松坂屋問題決着 

2007-02-05 22:02:57 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
 銀座松坂屋の高層ビル計画が区の条例に沿って、56mの高さで決着したと言う。
8階建てとのことで、景観論争に一区切りついた形。銀座通りにひとつニョキッと高いビルが建ったのでは興ざめと感じていた人も多かったのではないか。
 私も含めて、何となくホットしたものである。しかし、経済は生き物とは良く言ったモノ。松坂屋にとっては経営的に機会損失となる筈だが、09年着工と決まった事で、株価が上がるのだから面白い。
 新市街地活性化法という法律で、地方都市の中心街を守ろうという動きが、土地を大型店に売却しようとする会社の利益追求とのあつれきを生んでいるらしい。仕事柄、個人的には、何となく憮然とする思いもある。
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タウンウォッチング 新宿TIMES SQUAREと東急ハンズの改装

2007-02-04 13:05:25 | Weblog
 新宿高島屋(TIMES SQUARE)の東急ハンズが改装したというので、行ってみた。商業施設は、売れない店を売れる店に入れ替える(テナント更新業)のドライな性格を貫かないとやっていけないが、その厳しさをまざまざと見た思いがした。
 オープン当時、我が世の春の東急ハンズ(1階~7階?の多層配置)とジョイントした斬新な売り場を作り、8階には、若者を取り込む狙いで、ソニーの3D映画館、HMVなどエンタテイメントフロアを導入したが、今は、3D映画館、HMVを撤退させ、再出発する東急ハンズを2階~8階へ移動、1階は「ルイヴィトン」の売り場拡張(工事中)に充てる…という改装だった。
 東急ハンズと言えば、専門販売員が自分裁量で仕入れる方式で人気を博したが、30年を迎えた今、ホームセンターなどとの競争で4期連続で減収減益に陥っているという。テコ入れを迫られた高島屋とハンズの思惑が合致した格好の改装だった訳だ。
 それはともかく、ハンズは新宿店では、「メンズスタジオ」、「ガレージ工房」など(団塊世代)も意識した男心をくすぐるコーナーや「快眠倶楽部」という安眠グッズコーナーなど実験的売り場作りに挑戦している。
 又、2階には、「バレンタイン特設会場」「北海道スイーツフェア」という女性向けの際物的売り場を設ける(何でもあり)の売り方も見せている。
 これらの行き方が、時代のトレンドとどこまでマッチするか推移を見ていきたい。

 
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消費の目の付けどころ「か・け・い」 

2007-02-01 21:33:30 | Weblog
 今朝の日経…消費の主役は、今や「サービス」という。ゴルフや旅行の好調ぶりを伝えている。消費に占めるサービスの比率は6割近くに達しているとか。
 語呂合わせの処があるが、キーワードで、「か・け・い」分野の存在感を高めているという着眼に注目しておきたい。

 「感動」「健康」「癒やし」このキーワードに当てはめて、伸びている分野、社会現象をチェックしたい。
感動とは、(心の新鮮さ)の様なもの。何でも計算ずくで考えるクセがしみ込んでいては、感じ取る事が出来ないのではないか。そういう純粋さを大切にしたいと思う。
 「サービスが伝説になる時」という本がある。読み返してみたい。
 
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