東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

ミニ経営戦略論 単品絞り込み「マフィン専門店」の例

2007-05-27 12:25:09 | ミニ経営戦略・戦術論
都心の有力ショッピングビルなどに数店舗展開しているカフェが、店で好評だったという手応えから、「マフィン専門店」を出店した(画像)。通常サイズの外に、プチマフィンという一口サイズ3ヶパック200円と250円も揃えている。
 場所は、郊外ターミナルの駅ビル、店頭入口にあるので、良い場所と言えそうだ。又、同じJR駅でドンクがミニ作戦(クロワッサンetc.)を展開しているが、こちらは「エキナカ」、立地の良さには大きな差があるので一概に決めつけられない。以前、主婦グループがやっている、鎌倉の野菜市場の中の「スフレ専門店」を紹介した事があるが、今回は駅ビルなので高家賃。立地とマーケットの大きさ、成長性など、「マフィン」の単品商売が成功するか、今後の推移に関心を持った…。
 
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タウンウォッチング 六本木「東京ミッドタウン」NY発のくつろぎ空間とは?

2007-05-26 23:09:36 | 赤坂・六本木・麻布
 東京ミッドタウン、色々な業態やデザイン、趣向があって飽きないが、ガレリア3階のフロアが多彩で面白い業態の店が多い。
 フロア全体のくくりが、「インテリア&デザイン」とある様に○○の売り場と説明しにくい業態が多い。中分類のくくりでは、家具・ライフスタイル雑貨、ライフスタイル雑貨、インテリアファブリック、キッチン雑貨、和雑貨、箸・和雑貨、陶磁器、デザイン家電、液晶テレビetc.と、多彩な表現になっている。
 目に付くのは、「ライフスタイル雑貨」の多い事。画像の「スタイル・ミーツ・ピープル」という店もその1つ。リラックスとラグジュアリーをテーマに、NY発の上質なくつろぎの時間と空間を提案する。
 特に、関心を引いていたのは、様々な香りのするローソクで、穏やかな睡眠をさそうとか。日本には、昔からお香というものがある。好き好きで、和も洋も選べる時代である。
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タウンウォッチング 六本木「東京ミッドタウン」純正「和の文化」発信

2007-05-25 21:00:21 | 赤坂・六本木・麻布
 東京ミッドタウンのテナントミックス・コンセプトのひとつに「和の文化」発信がある。日本製にこだわって、全国から家具や雑貨を集めた(純正)和の文化発信というべき、「ジ・カバー・ニッポン」という店がある。しかし、伝統の家具、雑貨をそのまま並べるのではない。現代感覚にマッチしたデザインや色合い、更にライフスタイル提案という“味付け”をしている所が違う。ちょいとひねれば、(純粋)ではなく、(純正)といった所か!?

 フロアの中に、ロフト(屋根裏)感覚で、2段のフロアを造り、上段は寝室、下段は一寸したリビング空間という、スペースを造るというライフスタイル提案である。都心の単身者向けに開発した新製品(新空間=コト)とのことだが、若いカップルやご夫婦にも、野外のロッジ感覚…なんて面白がってウケル可能性もあると思う。というのは、現代は、フォーマルとカジュアル、ONとOFFが融合する時代であるからである。ネット社会の特長でもある。「日常の中の非日常空間」なんて、子供の隠れ家、秘密の場所の楽しさを思い出してみると通ずるものがあると思う。
 
 ショウウィンドウも一ひねりしている(画像)。宝飾品のSWのような、チラリズムみたいな覗き窓風に(何?)と立ち止まられる演出。ゆっくり「モダンなメイドインジャパンの世界」に浸って戴こうという意図が覗える。ところが現実は皮肉にも、観光的お客様で大入り盛況という有様。今後の業績がどうでるか興味深い。

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タウンウォッチング 六本木「東京ミッドタウン」 TVのライフスタイル

2007-05-24 23:10:58 | 赤坂・六本木・麻布
 今日「イムスクラブ」(安岡裕二主宰)のタウンウォッチングで、六本木ミッドタウンに行ってきました。オープンから2ヶ月近く経つというのに、相変わらずの超人気。人波は絶えない。飲食店はいまでも超満員が続いている。客層は、中高年の地方から上京してきたという雰囲気の観光客らしきお客様が増えてきた感じがする。この間までの都心からの来店という雰囲気の中々にお洒落な感じの女性客が多かった印象とは異なっていた。

 今まで、色々な店を案内してきたが、3階のフロアがなかなか面白い。ライフスタイル雑貨というくくりで表現している、家具や生活雑貨など、斬新な発想の切り口のショップが多い。その一つが画像の「液晶TV」の店。小型画面のTVを実に様々な形でくるんでみたり、カラー使いをしたりしている。真っ赤なリンゴの形をしたカバーケースで、開いたり、閉じたり出来るなどユニークなデザインが面白い。画像正面に見える消防車のディスプレイは迫力がある。何でも韓国メーカーの上陸とか。安価で、買いやすく、キッチンに置いたり、寝室に置いたりと、いわば(ライフスタイル家電)というイメージである。
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タウンウォッチング 東京ミッドタウン「ボタニカ」の極上テラス 続

2007-05-23 22:16:14 | 赤坂・六本木・麻布
 以前、ミッドタウンの人気レストラン「ボタニカ」のテラス空間を紹介したことがある。その続編。
 今回は、テラスから左手に見える庭園の風景。翼を広げた形のデザインの建物が、(日本のデザインを世界に発信する)という野心に満ちた展示館である「21_21デザインサイト」。三宅一生のプロデュースと安藤忠雄の設計で、こだわりの建物だ。建築素材は、ピーコンの魔術師と言われる安藤流打ちっ放しコンクリートである事は勿論として、三宅流一枚の布ではないが、一枚ものの屋根と一枚の長大なガラス(内部)に職人技が込められていることに思いを致したい。
 恐らく職人の情熱と泣きの結晶であろう。その一端を伝えるべくオープン直後に「ANDO TADAO 悪戦苦闘」と題する展示があった。工事現場の音がBGMに入っていたり、一寸不思議な感慨を覚えたものです。
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ミニ経営戦略論 「陳列の極意とは?」 

2007-05-22 18:16:51 | ミニ経営戦略・戦術論
 陳列の極意とは何だろう? 店の広さや業種、業態、更に経営に対する考え方で答は様々あるだろうが、街で見かけた店に1つの答を発見した気がした。
 鎌倉小川軒という小さな洋菓子店。奥正面のショーケースに生菓子、中央に島があり、回りをぐるりと回遊し、直ぐ手に取りやすい様に配置し、壁面も無駄なく陳列、衝動買いを誘う様に出来ている。奥横には、ミニカフェもあり、飲食も出来る。鎌倉駅の裏側の商店街にあるが、なかなかに繁盛し客数も多い様だ。
 良い所は何だろうと考えてみると、お客様と商品の接触面が多い、つまりは(垣根がない)事にありそうだ。
 錦糸町オリナスというショッピングセンターがある。そこのコムサストアというフロアが、自社の商品だけでなく、転貸らしき食やグッズ関連のショップに垣根を払った感じのフロア構成になっていた。そこで感じたのは、(トレンドが市場感覚)に向かっているという事。百貨店の平場(色々なブランドが混ざり合った垣根のない売り場)は、不振と言われていた時期があったが、今やトレンドの中にあると言えるのではないか。
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ミニ経営戦略論 「ほめまくり」こそ人の能力を伸ばす

2007-05-20 11:13:53 | ミニ経営戦略・戦術論
 「国家の品格」で有名になった藤原正彦氏は、『ほめて、ほめて、ほめまくる』を、教育に対する信条として持っているとのこと。
 『子供は、ほめられたことは忘れない。将来も、挫折した時に思い出すと、回復への特効薬になる』という。
 
 部下のヤル気を引き出すのに苦労している管理者も多い。タイプには、ほめる、叱るのふた通りある様に思う(*何も口出ししない放任タイプもあるが…)。私は、褒める7,叱る3のバランス型が良いと思っているが、人それぞれの性格もあって迷う人も多いのではないか。
 藤原流の考え方は、「ほめまくり」こそ人の能力を伸ばす…という点にあるが、確かに褒められて(自信)になり、腕が上がったという自身の体験を思い出す方も多いと思う。「ブタもおだてりや木に登る」という俗な言葉もある。褒める効果を(客観的に観察)して実証してみるゆとりもマネジメントの1つだろう。

 将来の生き方にプラスになるという人生観にも共感できるものがある。人生、色々な場面で、得意と失意が交互にやってくるものである。部下に、褒められた記憶が自信回復につながった…なんて聞かされれば、管理者・指導者冥利に尽きるというものだろう。
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タウンウォッチング 六本木情報⑰東京ミッドタウン「和の文化」発信

2007-05-19 14:20:04 | 赤坂・六本木・麻布
日本の伝統工芸品でもある(箸)や漆器のお店。画像は、ウィンドゥに華やかさを伴って飾られた箸の数々。
 ミッドタウンは、「和の文化」を世界に発信しようという意図があるように見受けられる。このお店は、日本の伝統文化だから当然だが、この他に、てぬぐい、和漆器、和家具、床材やシンボルツリーの竹、建物や店内通路の壁面に取り入れた京町屋風デザイン、サントリー美術館の設計、企画展示など至る所に和の文化が滲み出る。
 寿司のブームばかりではなく、団十郎「パリ公演」の大盛況など、グローバル化は文化の面でも世界が競い合う時代が来た様だ。
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タウンウォッチング 六本木情報⑯ミッドタウン「和の文化」発信

2007-05-18 23:51:42 | 赤坂・六本木・麻布
 商業施設の中心となるガレリア。ガレリアとは、高いガラスの天井を持つアーケード街の事を言うが、最近の商業施設ではこうした(吹き抜け空間)が全盛。
 ミッドタウンでも、商業施設の中心的存在となっている。そこに日本の「和」を象徴する竹を配置している。伸びやかな空間とマッチして、ある種のすがすがしさの様な空気感を醸し出している。正面に見える渡り廊下の壁面は、京都の作家による和の文様風のデザインの和紙を使っているとか…。
 床材に磨き上げられた竹材を敷き詰めたり…と、商品だけでなく施設全体に「和の文化」発信を意図している。Global化は大きな流れだが、東京が持つ国際都市としての役割を担う心意気、日本的細やかさが感じ取れる様だ。
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タウンウォッチング 六本木情報⑮ミッドタウン「大屋根待ち合わせ広場」

2007-05-17 22:17:09 | 赤坂・六本木・麻布
 画像は、ビッグキャノピーと名付けられた大屋根の下で、待ち合わせ広場に適した場所。左手には、東京FMのスタジオが併設されたスタバ、右手には、リッツカールトンのケーキショップ&カフェがある。
 屋根のある広場は、やはり待ち合わせに都合が良い。脱線するが、今日有楽町・東京フォーラムのオープン広場で待ち合わせしたが、雨に遭い具合が悪かった。直射光が入るのは、お天気の時は気分が良いが、こんな時は居心地が悪い。ミッドタウンの大屋根広場は、たか~い天井でオープンエアの感じに近く、両方の良さを取り込んでいると言えそうだ。
 この大屋根のガラスは一枚ずつ大きさが違い、大層手が込んだものになっているとか。又、柱は全部で8本有り、屋根を支えるのは地名に因んで「六本」にしてあるとか。手の込んだ遊びごころらしい。
 処で蛇足、「六本木」という地名、なぜ六本か?という由来の探索。諸説あるのが通例だが、ご多分に漏れず、「六本の松があった」「樹木に関係のある名前を持った家の屋敷が6つあった」などの説があるらしい。又、「五本木」「一本木」「二本木」「四本木」などの地名もあるから、詮索好きの好事家には、地名の由来探索も病みつきになる所もあるのだろう。
 
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