東京タウンウォッチング 池袋自由学園「明日舘」090522写
左が講堂として使われていたらしい空間、外光が入って柔らかなモダンな雰囲気。幾何学模様のデザインが美しい。ここで、コーヒーを飲める。
右が食堂…と言っては勿体ない感じの良い空間。ライトは、建物だけではなく、照明のデザインも手がけた。ここで、パーティをやったのが懐かしい想い出。パーティのような集まりは、ホテル、レストラン、居酒屋など色々な場面がありますが、流行りを真似たような空間は、やはり薄っぺらな感じが残る。内装にも、このような《オリジナリティ》の感じられる空間は、やはり心に残るようですね。
何回か行っているが、今回はゆっくりと全体を鑑賞。ライトのライフスタイル価値観に触れる気がして、満たされた一時でした。有難う。
東京タウンウォッチング 池袋自由学園「明日舘」090527写
5/27「イムスクラブ」主催で、「エチカ池袋」が出来たことから、新しい池袋のタウンウォッチングを行いました。
池袋というと、山手線ゴールデントライアングルゾーンから外れるせいか、新宿、渋谷から惹き付けるような人気がない。処が、今回企画してみて、再発見も再発見!! これから面白くなりそうな街と認識を新たにしました。一寸入れ込んだレポートをゆっくりお伝えしたいと思います。
まず、「自由学園」の明日舘、羽仁もと子夫妻が大正10年(1921)女学校として設立し、女子教育を通じて、婦人の地位向上に貢献した。婦人の友社と繋がりが深い。
自由学園設立に当たって、帝国ホテル設計の為来日していた有名なフランクロイド・ライト(アメリカ)に設計を依頼、羽仁もと子夫妻の教育理念に共鳴したライトが快諾、初めの学舎、講堂など原型のまま今日に至っている。
建物は使ってこそ維持保存が出来るとする「動態保存」 の理念から、施設全体が一般に良く使われている。私達が伺った時も、賛美歌が流れ、美容院や料理教室など活動的な雰囲気でした。
何はともあれ、明日感の魅力はライトの手になる設計の素晴らしさだ。大変な日本びいきで、木と大谷石をふんだんに使った味わいは、柔らかな人肌と融和する感じがあり、心地良い建物である。軒高が低く抑えられ、威圧感が無く、幾何学的なデザインは「草原様式」というライト独特のものという。ライトがアメリカ人である為か、アールデコとも異なる近代感を湛えている名建築です。現在、国の重要文化財に指定されています。
随分前になりますが、「イムスクラブ」でウォッチングを行い、学舎の空気に浸るべく、毎日コムネットの伊藤社長と安岡がお話しし、夜は食堂(ダイニング)でパーティをした事が懐かしい想い出です。画像はその時の教室です。綺麗に保存されていますね。
東京タウンウォッチング 池袋「唐人街」的匂いの蔓延!?
この辺りの一角に「唐人街」的匂いを感ずる。その第1が色、特に朱色のような赤系、日本語で書かれているが、お客様は中国人が多い事を現しているように思う。
この匂いが、60万人と言われる在日中国人を惹き付け、増え続ける中国人のメッカとなる事を予感させる。
将来、池袋の繁華街としての個性は、どう変わっていくのだろうか!? 西武、東武の百貨店が規模の大きさを競った時代は終わり、街の個性が新宿、渋谷、原宿へ流れようとするお客様を滞留させる要因になりそうだ。
その点で、西口を際立たせるのは、東京芸術劇場とメトロが仕掛ける「西欧文化のハイカラな空気感」と中国人のメッカとなる「唐人街的猥雑感」が街区によって個性がぶつかり、融合する独自の面白さ、存在感を持つ街になるような予感がします。
東京タウンウォッチング 池袋「唐人街」中国食堂090522写
今日「イムスクラブ」池袋タウンウォッチングでこの辺り探訪してきました。この食堂は、陽光城のヨコ路地を入った処にあり、まさしく中国、いや唐人の匂いのするお店でした。
明日は、この並びで見つけたレトロな「駄菓子バー」のことを取り上げます。
東京タウンウォッチング 池袋唐人街「陽光城」 090522写
タウンウォッチング企画中の「池袋」、北口近くにある評判の「陽光城」に出かけてみた。
画像の2点、正に中国的雰囲気が異彩を放っている。目に付くのは、中国の象徴である赤の色。黄色と組み合わせて、目立つ事、目立つ事。店内に入ってみたら、小さな食材スーパーのような感じで中国商品の匂い!?がぷんぷん。お客や店員の中国語が飛び交い、こちらはまるで異邦人。食べ物屋の他、日本語学校や自動車教習所など、中国人向けのいろんな業種が定着しているらしい。
日本に住む中国人60万人とか。池袋はどうやら相性の良い街のようで、この周辺に集まってくる気配。中華街を作ろうという動きもあるとか。しかし、「唐人街」という呼び名がいかにもかの地らしくて良い感じもしますが…。
東京タウンウォッチング 昭和レトロ 2匹目のどぜうは!?
「森永ミルクキャラメル」!!…昭和世代にとっては懐かしい思いがする菓子。一寸ハイカラで、“甘くて美味しい”こじゃれた(というのかな?)感じがあって、人気があったものでした。
今、昭和時代がレトロなブーム、若い世代にも人気がありヒットも多いようです。この「森永ミルクキャラメル」もその一つらしい。何しろJRのコンビニ「New Days」の目立つ所にあるのですから、大変なものと感心。
不思議なのは、パッケージがやたらでかく、(大粒)をウリにしている所、…ま、謎ですね。
なんて…ご託を並べていたら、先日、新幹線で「森永のあづきキャラメルはいかが!?」と売り子がやってきた。パッケージのサイズが全く一緒、大粒も同じ、デザインはあづき色で、いかにもレトロな雰囲気。昔は無かったように思う。
“2匹目のどぜう”を狙ったか!?など.と勘ぐっている所ですが…果たしてコンビニの棚に並ぶだろうか?
消滅するか生き残るか!? 一番目のヒットが大きいほど、二番煎じでヒットを続けるのはなかなか難しいと思うのですが…。
東京タウンウォッチング 横浜開港博Y150「上海か広東か!?」
横浜開港博Y150のレポートの締め括りは、やはり中華街で食事となる。
そこで、私お勧めの「上海料理の三和楼」か「広東料理の保昌」か!?となる。どちらも家族経営で値段はリーズナブル。
いつもながら、どちらも接客はぶっきらぼーで愛想無し。日本流の気配りゼロ、頼んだ料理はかたっ端から持ってくるクセがあるからご用心!?
味は、広東は日本人に馴染んだ味、上海は甘口の感じを受けますがお好み次第としておきましょう!?
※元気があれば、食事の後引き返して夜のイベントを是非見たい処なのですが…。
◎「横浜開国・開港博Y150」は、9/27迄開催。
※「イムスクラブ」では、6月16(火)~18(木)の頃開港博ベイサイドエリアのタウンウォッチングを実施する予定です。
※ 《安岡裕二の“危機打開!!”経営戦略(コラム)》 というブログを立ち上げています。<o:p></o:p>
是非 こちら を開いて(Ctrlキーを押しながらクリック)、興味を引いたテーマの記事をご覧下さい。<o:p></o:p>
◎マウスを画面のず~っと下まで持って行き 『記事一覧』 をクリックすると、今までの記事の表題を見る事が出来ます。
東京タウンウォッチング 横浜開港博Y150「中華街の公園」
横浜開港博レポートも、締め括りが近づきました。今日は、中華街にある中国風公園。出来た当初は人影もほとんど無く、周囲との違和感がありましたが、今は子供達が遊んだり、日本人客にも溶け込んできた感じを受けました。やはり、土地の文化のようなものは年輪を経て熟成するものだ…と妙な所に感心しました。
上海へ行ったときのことだったか、古いお寺の境内で大勢の老人がぷかぷかタバコを吹かしていて、思わず阿片を吸う光景を連想した事を思い出しました。
日経新聞に連載されている小説「甘苦上海」で、狭い路地、軒を連ねるつぎはぎだらけの建物に、ぎっしりとつまったお店や饐えたような匂いや人がうごめいている様が描かれている。これが“影”の実像なのだろうと思う。