Y子の部屋

農家の主婦が綴る農村生活あれこれ

花粉

2009年04月05日 20時27分38秒 | 農作業
桃も品種によって花粉が多く結実しやすいものと花粉が少なく結実しにくいものとがあります。

花粉の少ない品種には人工授粉を施し結実を確実にする必要があります。

そこで花粉の多い品種の花から花粉を採取します。



開花直前の大きく膨らんだ蕾を選んで集めます。



農協に持って行き、蕾からめしべの先についている葯だけを取り出す機械にかけます。小さいツブツブが葯。



葯を25℃に加温すると花粉が発生します。
例年はこれも農協にある保温器に入れて花粉にしてもらうのですが、今年は自分で挑戦してみました。

電気毛布で包んで12時間くらいでしょうか。
さらに細かい黄色のツブツブになりました。
温度と時間の加減がよくわからず、最初は30分おきくらいに覗いていましたが、何度か試行錯誤した結果、「強」で12時間、「中」で24時間、「弱」なら48時間くらいかかるのがわかりました。

これを毛ハタキに付けて人工授粉するのですが
不思議に思うのは、品種の違う花粉を付けてちゃんとその品種の果実ができるのかなあ、ということ。桃には変わりないんですけどね。
とうちゃんは誰でもいい、てことなんですかね。