『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

そぞろ歩き韓国56  忠武駅の詩3 

2012-01-20 16:48:00 | まち歩き

忠武駅の構内の詩のパネルは5枚ある。今回は4枚目と5枚目。

Photo

山奥の山里

                 チェエチャン

山奥の山里にある一軒家

山腹にかかって

カッコウの鳴く声が中天を飛ぶよ

山は近いようで遠いだけだが

山里の旅人が

雲に乗って登るよ

山奥山里の一軒家

夕方煙が上がるとコノハズクの鳴き声が

川の早瀬となって流れる

夜は短いようで長いだけだが

山里の旅人は

眠ることができず心細いよ

Photo_2
雪とカラス

              オチョン

白い雪が降った日

カラスが一羽木の枝に

座って鳴いている

黒い色の

カラスは悲しい涙に見える。

表は白く中は黒い雪を見て

どんな煙突からも吹きだす煤煙

死の灰が中から白く現れる

カラスはまた

雪が降る空をふわりと飛ぶ

その

美しいカラスの本当の輝きが

世の中を清らかに浄化してくれていることを

語ってくれても

白い空の上を

軽く飛んでいく


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