映画雑感18(2018年4月~7月)
① モネ・ゲーム ☆☆☆
2012年 米国制作 監督:マイケル・ホフマン
主演:コリン・ファース キャメロン・ディアス
一口コメント:ナチスの隠していたモネの絵をアメリカに持ち帰った米軍兵士の孫から、絵を買いとる交渉を持ちかける詐欺師と富豪の騙し合い。どちらにも肩入れしにくい。
② まぼろし ☆☆
2000年 フランス制作 監督:フランソワ・オゾン
主演:シャーロット・ランプリング
一口コメント:海でなくなった夫を忘れられない妻の話。いつまでも引きずらないでいい加減にしてくれと思ってしまう。
③ 幸せのレシピ ☆☆☆
2007年 米国制作 監督:スコット・ヒックス
主演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
一口コメント:腕利きの料理人が姉の遺児を引き取るが、なかなか子供と気持ちが通じない。職場に子供を連れていけるのがいい。
④ 恋人たちの予感 ☆☆☆
1989年 米国制作 監督:ロブ・ライナー
主演:メグ・ライアン
一口コメント:12年かけて結婚にたどり着く男女の話。お疲れ様です。こういうタイプの話は繰り返し映画化されている人気のあるストーリ。
⑤ シルク ☆☆☆
2007年 日本・カナダ・フランス・イタリア合作
監督:フランソア・ジラール 主演:マイケル・ピット
一口コメント:フランス人の貿易商が幕末の日本に来て蚕の卵を買い付ける話。東北地方の農村が秘境めかして描かれていて、こそばゆい。
⑥ 王の涙 ☆☆☆
2014年 韓国制作 監督:イ・ジェギュ
主演:ヒョンビン
一口コメント:正祖がクーデターを阻止した一日の話。ただただ暗い。
⑦ エルネスト☆☆☆☆
2017年 日本・キューバ合作 監督:阪本順治
主演:オダギリジョー
一口コメント:実在のフレディー前村というボリビア出身の日系2世のことを描いている。キューバ革命後、キューバの医科大学で学んでいたフレディーはチェ・ゲバラのボリビアでのゲリラ活動に医師として参加して、殺された。全編スペイン語でオダギリジョーが上手に話すのに感嘆した。医者としても優秀だったのでゲリラに参加しなくても人々の役に立つことはできただろう。早く死んだのが惜しまれる。
⑧ 第3の愛☆☆☆
2017年 中国制作 監督:イ・ジェハン
主演:ソ・スンホン
一口コメント:大金持ちの御曹子と貧しい女性弁護士との恋。舞台は中国。ソ・スンホンの中国語がうまい。
⑨ バリー・シール☆☆☆
2017年 米国制作 監督:ダグ・リーマン
主演:トム・クルーズ
一口コメント:航空会社のパイロットがCIAの中南米工作に利用されて、法を破っているうちに麻薬シンジケートに見込まれて運び屋になるという転落の人生を描いている。麻薬ビジネスは儲かる。現金がうちの内外にあふれかえっている。