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引っ越しました

WRTC American Team Review K1A

2014-08-14 13:35:00 | コンテスト
K1Aチーム(N6MJ+KL9A)59チーム中1位(優勝)

2010年WRTCでの教訓
  マルチが全て               
  メインバンド以外も大切                      
  DXがメイン 
  1QSOあたりの得点は決定的    
  効率的なS&P               
  スローな時間帯が差を大きくする

20140目標
  より多くのマルチを獲得
  常に10mをチェック
  レートがゼロになるまでWにビームを向けない
  ランニングは誰でも早くできる S&Pのスピードが鍵
  夜間は常にバンド・モードを変えてレートを維持する

今回の戦略

・全てのバンドでQSOする
・マルチに注力 レートもついてくることを願いつつ
・10mのオープンを決して外さない ペースの遅い方のリグで15分毎にチェック
・CWが全て SSBはバンドのピークで最高レートでランニング それでも可能であればS&Pを継続
・CWスキマーへの露出を最大にする
・アンテナをWに決して向けない 常にDXをランニング

スキマー戦略
・好き嫌いにかかわらず、スキマーが形勢を一変させる
・スピードは変えずに一貫したCQ
・効率的にスキマーに引っかかるためのデフォルトCQは"CQ TEST K1A K1A"

事前テスト(FDにNK7Uにて)
・アンテナ以外の全ての機材をテスト
・スペアを含む全ての機材をテスト
・K7RLのK7RL/KL2Aと競争
・重複を含んで4000局超とQSO
・多くのバグが判明
・NK7Uのシャックを解体して多くの機材を借用
・機材はNK7U夫妻のバンにのせて一路東海岸へ搬送(含むIC78002台)
・ロケーション 本部から一番東に位置
・コールサインは一番良いのをゲット
・開始早々トラブル
 IC7800の外部モニター バンド全体と信号強度が一目瞭然
 音声のシェア 
  弱い局や大きなパイルで必要に応じた助力のために重要
  トイレ休憩にはSO2Rで周波数を確保
  珍マルチとのQSOを聞くのは楽しい

レフリーのRA3AUUは24時間真剣に取り組んでくれモチベーションアップに貢献
レート分析
 最高QSO数  300Q 23時
 最低QSO数   76Q  9時 
 CWのベスト  188Q (40m、23時) 
 SSBのベスト 170Q (20m、22時)

ICOM(N9JA)がサポート


なお、当地17日の夜にはEuからの参加チームによる振り返りが開催されるとのことです
※ 出張が入っていますがこちらも聞ければと思っていますがあまり期待しないでください
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WRTC American Team Review N1M

2014-08-14 13:32:00 | コンテスト
N1Mチーム(K9VV+VE3EF)59チーム中5位

過去のOARUコンテストについての事前分析

・2012と2013年のWRTCテストステーションのデータ
 を分析に利用 ただし、実際に利用したのは上位の
 データのみ
・エクセルでの分析およびCBSによりキャリブロデータから
 時間別推移データを作成
・CWとSSBのQSO占率を見て、目標をCW75%、SSB25%に
 設定 100W出力という現実を踏まえて、CWでの運用
 がより好ましいが、SSBのマルチも忘れないことが大切
・過去の上位局のログからマルチ獲得のためにどの位の
 頻度でバンド変更しているかを分析
・いるべきバンドの検討 過去の実績からどの時間にどの
 バンドにいたかを確認(ただし、テストオペはアワードの
 対象でないことに注意が必要)
・ビームの方向は?どの時間にどのバンドでどこのゾーンと
 QSOしているかを確認 エクセルデータに色をつけて
 見やすくした
・変わったオープンの把握 通常100Wでは対応できない
 ことが多いが、可能だとの認識で! 実際のWRTC2014
 では10:30に15mでそのようなオープンが見られた

実戦リハーサルとその他の準備

・局構成は2台のK3とパンアダプターとMK2R+と
 Microkeyer ログソフトはN1MM
・リハーサルのコンテストで全ての機材をセットアップして
 テストすることは極めて重要 IARUに数週間前に先行して
 開催されるWPX CWにて実施
・トリプレクサー不良が発見され本番より十分前に修理完了
 ローパワー用のトリプレクサー技術は要求水準にはまた
 到達してない 4O3Aの(ハイパワー)商品はプロ水準
 で、その仕様がそれを証明している
・全ての機材にラベルを貼る!
 (それぞれの局を赤と緑で分けた)
・全てのバックアップ機材のテストも忘れずに
・リハーサルした機材を撤収してそのまま梱包
・全てについてスペア機材を用意 発生する可能性のある
 全てを修理するためのパーツおよび器具も用意
・するべき必要のあること、誰が持参するかの全てについて
 の莫大なリストを作成 DXペディションやField Dayの
 チェックリストがこのリストをつくる手始めによい
・システムにおいてリンクが不調になることを想定して、
 実際に起こったらどうするかの対応準備 どちらのオペが
 修理に回りどの部分を直すのかを事前把握(例:オペの
 一人はRF関係、IT関係はもう一人)

運用補助ツール

・IARU HQ局リスト 全てのIARUメンバー団体およびその
 略称の直近リストを作成 過去数年のIARUコンテスト結果
 をダウンロードし、HQ局が運用されているか、どのような
 略称が使われているかを確認
・HQ局のハードコピーリストを用意 簡単に検索できる
 ように国別およびプリフィックス別を用意
・過去に運用したHQ局にうちてロギングソフト用のpre-fill
 コール歴ファイルを作成(WRTCでの利用がOKの場合)
・HQ局と同様にIARUアドバイザリー委員会メンバー
 (AC,R1,R2等)のハードコピーリストを用意 
 アドバイザリー委員会メンバー用のpre-fillコール歴
 ファイルも作成
・ビーム方向図および大圏地図を準備

・バンド変更やS&PをリマインドするPCで稼動するPop-up
 リマインダーの可能性を検討したが、ログソフトなどへの
 影響を回避するためその他のソフトの立ち上げはせず、
 リグの上にタイマーをマニュアルでセットして数分内に
 終わるように時間管理に利用 

コンテスト前の準備と撤収

・サイトに向かう車の中でAMラジオをつけてラインノイズを
 確認
・ローテーターの指示が正確かを確認 また、40mと80m
 のダイポールの設置方向も確認 今回のWRTCでは40m
 と80mのダイポールは適切な方向に設置しないと、
 共振点やSWRに大きく影響があった
・時期偏角を考慮に入れるのを忘れずに! W1では15度
・機器に接続前にアンテナアナライザーで全てのアンテナの
 SWRを確認 40mと80mで共用アンテナを使うときは
 両バンドで確認
・機器に電源を入れる前に、発電機を稼動して電圧を確認
・設置終了後、チェックリストによりチェックすべきこと、
 チェックすべき順番にもとづいてチェック実施(例:ネット
 ワーク接続したコンピューター、音声録音・再生、CW&SSB
 メッセージのプログラミング)
・次のような主要な行程におけるやるべきことのチェック
 リストを作成
 1.サイト到着時 2.全ての機材に通電後 3.WRTC
 コールサイン受領後 4.コンテスト終了後 5.ログ
 提出期限前
・コンテスト前夜に電源を切るときは、コンテスト前に電源を
 入れた際に機材に過渡電圧が残らないように発電機の
 電源を落とす前にすべての機材の電源を落とすこと。

コンテスト戦略

・M/2運用であるので、1局は15mで開始して日中はその
 まま同バンドに もう1局は日中は10mと20mを行き来
・夜間への移行時間は、日中と同様に、1局は40m、もう
 1局は20mと80mを行き来
・ランニングが主体 コンテスト開始3時間の平均QSOは
 1時間平均400QSO超 コンテスト全体での1時間平均QSO
 数は375
・23時から1時(UTC)は非常に多忙 多くのバンドが同時
 オープン10時から14時も同様
・北欧局の日の出は早いので80mへは早めにQSY 
 パイルも少なく簡単な80mのHQ局を確保
・20mでの深夜のオープンをモニター 6時から10時
・10mでの再度のオープンをモニター (EsでのQSO)
・パンアダプターの利用によりバンドチェックが容易
・マルチのパスの励行。これについては不十分で3位以内に
 入賞できなかった理由かもしれない


 






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WRTC American Team Review W1Z

2014-08-14 12:46:00 | コンテスト
先般開催されたボストン近郊で開催されたWRTC2014からある程度時間も経ちましたが、World Wide Radio Operators Foundation主催でアメリカからの参加局によるWRTC2014振り返りのウェビナーが当地の夜に開催されました

平日の開催なので日本からは参加しにくかったと思いますので概要をお知らせします
今回はWから参加の3チームが振り返ってくれました

W1Zチーム(N5DX+N2IC) 59チーム中4位
・今回のチームメートの二人は過去に一緒に運用経験なく、前回のWRTCで1回あっただけ
・N5DXがZF(ケイマン)に引っ越したのでロジはかなり困難を極めた
・事前練習
 2013年IARU N2ICはNM、N5DXはARと別々の場所でネットでつないで仮想M2部門で運用
 ARRL 10m ローパワーMix部門で別々に参加 数少ないMixモードで参加できるコンテスト
 2014 Field Day N2IC+WD5COVでN2ICのシャックで参加 ほぼ全てのハードでリハーサル
        
・N2ICはN1MM開発チームメンバーであり、今回WRTC用N1MMを皆へ提供
・WRTCバージョンのバグも事前に修正
・K3でのサブRxを使わずに2VFO運用できるように改善
 右手の親指と小指で切り替え 左手はVFOを操作
・HQ局については略称でデュープチェック可能
・ロケーションはMA州とNH州の州境 ツタウルシがたくさんあり夜間での作業は無理
・セッティングは特に工夫はなし
・トリプレクサーはK5GOの自作 デザインは2010QST記事 Dunestarなどのものも同じデザイン
・80mはMFJの小型チューナーを挿入
・機材の多くは借り物
・優勝のために必要なQSO数は4400QSOを想定
・目標はほぼ100%2バンドでRunningすること
・10mと全てのバンドのSSBについてはS&Pにも注力
・CQが空振りに終わった時は、数秒をマルチや捕まえやすい局とのQSOに割いた
・20mはほぼ24時間ランニング
・2250Zの40mCW以外は大きなパイルはなし
・N2ICは20mと80m N5DXは15mと40m 例外もあり
・N2ICは中座1回、N5DXは中座なし
・運用中は最初からいい感じでいけてると思っていたが後で時間経過別の順位を見ると、最初の6時間は入賞圏外だった
・コンテスト終了時はやりきった感覚
 機材のトラブルなし
 目標の4400QSO超え
 とにかくランニングの戦略 S&Pは671QSOで総QSOの15%
 特に戦略ミスはなかったと感じたが、結果を見るとSSB占率(25%)が高かった
・結果分析
 大陸別 EU 43% NA 51% AS 2% SA3% AF+OC 1%
 最多QSO 275 0時  259 3時   
 最小QSO 114 11時 116 8時
 N2IC 48% N5DX 52% ほぼ互角



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Beverage Antenaマッチングトランス他製作

2014-08-14 01:54:00 | アンテナ
昨年V2へのペディションへ行く際に検討したBeverage Antennaですが結局現地でのスペースや持ち込み重量の関係で没となりました

当時とりあえず購入したパーツがそのままになっていました


 
W1ANがEbayで売っているものでとりあえず、DXCC獲得の実績ありとのことです
使用しているがメガネコアでW8JI デザインの マッチングトランスのようです

使う予定があるわけではありませんが、とりあえず作ってみました
9:1のマッチングトランス
どの程度の精度が必要なのかわかりませんが、密に巻こうとするとハイインピーダンス側(アンテナのワイヤーとアース棒を接続する方)は6回巻きで結構大変



ケース(PVCパイプ)に据付

耐久性を考えるとエポキシで固定したようがよさそう


こちらは終端抵抗


こちらもケースに据付



PVCパイプが短く、淵から端子部分までの距離が十分でないため、上から被せるタイプのキャップでは無理そうですので、内側にはめ込む形のキャップを探す必要がありそうです

実践投入計画も今の環境ではありませんが、時間のあるときにキャップの購入と測定をしてみたいと思います



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