既報のSMC Summer Festのプレゼンの内容です
最初のプレゼンはN0AX Wardによるもので内容はARRLの刊行物やコンテスト・アップデートにちてに彼のアプローチについて語ってくれました
一番右で白ひげをはやしているいるのがWard
真ん中はK9QQ Brian 彼は元Air Forceで三沢基地に居たことがあるとのこと
私自身は彼とは初めて会ったのですが、コンテストでもシアトルでのWRTCへの参加した経験があるだけでなく有名なマルチステーションからのオペレーションに加えK7CからのDXペディション経験もあります
彼はオペレーションだけでなく執筆活動に多くの時間をかけており、ARRLハンドブックやARRLハンドブックの主編集者のみならず、ライセンス取得に向けたマニュアル、一般書で有名なFor Dummiesシリーズでのいくつかの本を書いています
非常にユーモアのある話し方でいろいろと話してくれましたが、アマチュア無線については他の趣味と競合するのではなく、色々な興味を持つグループの人間を誘い込むことが大切だという認識でした
私自身は会員になっていないのですが、ARRLの会員向けに2週間ごとに発信されているContest Updateには毎回10時間ほど時間をかけているとのことです
ARRLではマネジメント、スタッフのほかにボランティアで構成されており、彼はボランティアとして時間給をもらって編集作業をしているとのことでした
なお、ARRLコンペはつい最近発表になっていますが、集計作業については対応ソフトがかなり老朽化しており問題があったとのことですが、名前は忘れてしまいましたがITに強い人が入ったのでかなり改善されているとのことです
その流れでCQWWについてもCQ Magazineの経営悪化が噂される中存続に懸念されていることに関して、現在運営はボランティアベースで行われており、CQ Magazineの経営如何にかかわらず存続するだろうとのことでした
実際にCQWWなどのサイトは既にWorld Wide Radio Operators Foundationにより運営されていますね
次のプレゼンはDaytonでのN1MM+についてのYou Tube動画を見ました
Beta版のテスターになっているK9CTが視聴後にコメントしていましたが、このプレゼンで紹介されているほかにも色々と便利な機能が満載とのこと
例えば、検索機能ですがSweepContestで交換ナンバーである名前を入れると候補局が瞬時にでてくるとのこと データは、ヒストリーファイル、SPCファイル、クラスターなど複数のソースを利用しているとのこと
また、Entry画面で瞬時に他のバンドでの交信状況を確認できるようになったので、得点積み上げのために必須であるバンド変更依頼が瞬時でできるようになったとのこと
ネットワークについても自動認識してくれるので、コンテスト中にあるPCがダウンしてもすぐに対応可能とのこと
アップデートも自動で対応してくれるのでいつも最新の状態にしておけるなどいいことづくめとのことでした
昼食はKI9Aが準備してくれたBBQランチをご馳走になりました 手作りで非常においしかったです
その後、アムステルダム島など最近の大きなペディションに参加しているK9CTがコンテストステーション構築におけるエンジニアリングと題して2週間後のW9DXCCコンベンションにあわせて実施されるDX Universityの講演内容を流用して話しをしてくれました
彼は数年前に自宅の近所にコンテスト用のシャックをゼロから構築した経験をもとに何をすべきかについて整理しており、コンテストのみならずDXなど本格的な無線局構築に役立つ内容でした
例えば、無線局構築にあたっては何を目的とするのか、成り行きで構築するのではなく計画を立てること、アンテナに6~8割りに費用を投じるのが現実的、アンテナについてはメンテナンスにかなる手間・コストの認識が大切なこと、エルゴノミクスの観点、費用や落雷などの観点からもケーブルのワイヤレス化の必要性、作業の文書化の大切さなどを説いていました
最後にShared apex loopについてのYouTubeのプレゼンを視聴しました
K9CTやWB9Zなどよるとペディションによっては火山灰などアースがよく聞かない場所ではビバレッジアンテナなどがうまく使えないが、アースに依存しないShared apex loopは送信アンテナよりもS/Nが大きく改善して現時点ではペディションに必須のアンテナとのことです 面積的には15m四方のスペースがあれば十分なようです
数日前に受信比較している動画がアップされているとのことでこれを見るとその効用がよくわかるとのことでこちらも宣伝ではないけどとK9CT Craigが熱く語っていました
不要品などを持ち込んでいたK9SDは実際につかっているハードラインなどを見せてくれましたが、ケーブルTV会社から譲ってもらったものとのことで、サイズ的には0.75インチ位でしょうか絶縁部分はポリエステルのようで非常に軽量でした コネクターはフェニックスにある会社のものを使っているとのことでしたが、M型やN型への変換も容易にできるようで75オーム系のためインピーダンス変換は入りますがケーブル損失を少なくするために色々と工夫しているようでした
SMCのウェブページを改定予定とのことでその画面 Newsletterは既に廃止になっているのでみんながウェブに投稿できることでダイナミックな情報提供を目指しているとのこと