2013-0309-man0891
万葉短歌0891 一世には0819
一世には ふたたび見えぬ 父母を
置きてや長く 我が別れなむ 山上憶良
0819 万葉短歌0891 ShuC179 2013-0309-man0891
□ひとよには ふたたびみえぬ ちちははを
おきてやながく あがわかれなむ
○山上憶良(やまのうへの おくら)=第887歌、第63歌参照。
【編者注】「熊凝のためにその志を述ぶる歌に敬和する六首」の第六首。脚注に「一云 相別南」(あひわかれなむ)。
【訓注】[真名仮名略対応]一世(ひとよ)。ふたたび(二遍)。見えぬ(みえぬ=美延農)。父母(ちちはは=知々波々)。長く(ながく=奈何久)。我が(あが=阿我)。別れ(わかれ=和加礼)。