万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0901 荒栲の0826

2013年03月16日 | 万葉短歌

2013-0316-man0901
万葉短歌0901 荒栲の0826

荒栲の 布衣をだに 着せかてに
かくや嘆かむ 為むすべをなみ  山上憶良

0826     万葉短歌0901 ShuC243 2013-0316-man0901

あらたへの ぬのきぬをだに きせかてに
  かくやなげかむ せむすべをなみ
山上憶良(やまのうへの おくら)=第63歌参照。
【編者注】「老身に病を重ね、経年辛苦し、児等を思ふに及(いた)る歌七首 長一首 短六首」の反歌の第四首。
【訓注】[真名仮名略対応]荒栲(あらたへ=麁妙)。着せ(きせ=伎世)。かて(難)。かくや(可久夜)。嘆かむ(なげかむ=歎敢)。