万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0909 山高み0832

2013年03月22日 | 万葉短歌

2013-0322-man0909
万葉短歌0909 山高み0832
 
山高み 白木綿花に 落ちたぎつ
滝の河内は 見れど飽かぬかも  笠金村
 
0832     万葉短歌0909 ShuC272 2013-0322-man0909
 
やまだかみ しらゆふばなに おちたぎつ
   たきのかふちは みれどあかぬかも
笠金村(かさの かなむら)=題詞には「笠朝臣金村」。第231歌、364歌参照。
【編者注】「養老七年癸亥(みづのとゐ)の夏の五月に、吉野の離宮(とつみや)に幸(いでま)す時に、笠朝臣金村が作る歌一首 并せて短歌」の、「反歌二首」の第二首。
【訓注】山高み(やまだかみ=山高三)。白木綿花に(しらゆふばなに=白木綿花)。たぎつ(多芸追)。滝(たき=滝)。見れど(みれど=雖見)。飽かぬかも(あかぬかも=不飽香聞)。