「演習か?」と一瞬思ったが、すぐに「馬鹿な」と打ち消す。消防車?の壁には『水難救急車』と横書きされ、車上には大きなゴム製ボートが結わえてある。数台の救急車からは屈強な消防隊員がシュノーケルをセットしたコスチュ-ムで3人5人と降りて動き回っていた。その中に警察官もバラバラと・・。
ふと100メートルは離れていようか、岸辺の方を見やると、水難者を担架に乗せて急ぎ足でこっちに近寄ってくる一団が目にとまった。担架の後ろには10人以上の人が従いてくる。そしてその一団は私の目の前で止まった。待機していた隊員たちがすぐさま応急手当をはじめた ようだったが・・・。でも白い救急車はきていない。担架の上の 人は白髪の男性だった。この方は、私と同じような、散歩者だったかもしれない。うろうろしていると邪魔なので、急ぎ足手帰途に。「あの救急隊の数をみると、水難事故者はあの老人だけじゃなかったのかな」と、大きな事故ではないことを祈りながら、急ぎ足で帰宅した。
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